「東京2020レッツゴーゴー」で
オリンピック・パラリンピック競技体験
2018/08/17
東京2020組織委は、2020年までに東京オリンピック・パラリンピックで実施されれる全55競技を体験できる場を提供するプロジェクト「東京2020 Let‘s 55~レッツゴーゴー」をスタートし、その第一弾のイベント「レッツゴーゴー with 三井不動産」を大会パートナーの三井不動産と共催で8月16~19日、東京・江東区のららぽーと豊洲で開催している。
イベントには、同じく大会パートナーの明治や味の素、全日本空輸、JXTGエネルギー、パソナグループ、東京ガス、アシックス、日本生命保険も協力し、関係団体と共に競技体験ブースや、アスリートのパフォーマンスを交えたステージを屋内外で展開する。
初日に行われたオープニングセレモニーで、組織委の室伏広冶スポーツディレクターは「このプロジェクトが社会とスポーツの距離を縮め、多くの人がスポーツに親しむきっかけになればうれしい。たくさんの子どもにも楽しんでほしい」とあいさつした。
ステージには、卓球メダリストの平野早矢香さん、パラ卓球の渡邊剛選手、スポーツクライミングの大場美和選手が登場した。
平野さんは「2020大会では、卓球の男女混合ダブルスも追加種目になった。日本の金メダルがさらに近づいていると思う」と期待感を示し、渡邊選手は「まずは国際大会でいい結果を残して、そのコンディションを東京大会まで維持したい」とコメント。大場選手は「クライミングを多くの人に知ってもらう活動にも力を入れたい」と話した。
平野さんと大場選手は、渡邊選手を相手にパラ卓球のデモを実施。平野さんは渡邊選手と同様に車椅子に乗って勝負。慣れないながらメダリストの意地を見せて善戦した他、2人の小学生とも対戦した。卓球未経験の大場選手は、車椅子を使わないハンディ戦で渡邊選手から筋の良さを褒められ「一流アスリートとプレーできて貴重な体験をさせてもらった」と楽しげだった。
渡邊選手は「このイベントで、パラ競技とアスリートのすごさを知ってほしい」と話した。
組織委は、今後も全国各地でのさまざまなスポーツ体験イベントを大会参画プログラムとして認証し、2020年に向けてスポーツ体験の機会増大を目指したい考えだ。