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東京パラリンピック2年前
メガウェブでカウントダウンイベント

2018/08/28

    東京2020組織委と東京都は8月25日、東京パラリンピック大会の開幕2年前を記念して、カウントダウンイベント「みんなのTokyo 2020 2 Years to Go!」を、東京・江東区のメガウェブで開催した。

     夕方に始まったセレモニーには多数の観衆が集まり、ステージには主催者や政府関係者、パラアスリート、“東京大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使”でタレントの香取慎吾さんが登壇した。

    東京都の小池百合子知事は「2年後、この臨海地区でも多くのパラ競技が行われる。今日の会場でも競技体験が可能だ」として、自身の「パラスポーツパスポート」(体験会の参加者に体験した競技のスタンプを押すスタンプ帳)を示し、「これまでパラ22競技のうち、16競技を体験した。この後、ボート競技を体験して17個目のスタンプを押したい」と意気込んだ。
    また「残りの2年を楽しみながら、大会成功に向けて皆さんの協力と応援をお願いしたい」と呼び掛けた。

    鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当相は「今日はたくさんの人が参加してくれて、担当相としてうれしい。同一都市で初の2回目開催となる大会が、世界中の人に喜んでもられるよう政府も努力し、関心を高める取り組みを続けたい」とあいさつした。

    国際パラリンピック委員会のアンドリュー・パーソンズ会長は「東京大会は、魅力にあふれた史上最高のパラリンピックになると確信している。この記念すべき日を、皆で大いに楽しみましょう。2 Years to Go!」と笑顔のビデオメッセージを寄せた。
    2年前を祝って作られたフラワーオブジェが披露されると、香取さんは「すてきですね!僕も少しづつパラを勉強してます。皆でもっとパラを盛り上げて、2020年に大きな花を咲かせましょう」と話した。

    アスリートたちは、大会に向けたそれぞれの“私の花咲か宣言”を発表。
    「メダル獲得」「笑顔で最高のレースを」などの中、ボート競技のメダリスト・前田大介選手は「10㎏減量で決勝進出」と発表。そのフリップを借りた香取さんは「僕も10キロ減量!」と会場を沸かせた。

    ステージ転換後、前田選手、香取さん、小池知事、鈴木担当相、組織委の布村幸彦副事務総長が参加して、ボートの競技体験が行われた。体験には室内用のボートトレーニングマシンを使用し、参加者は固定式、スライド式の両方にトライ。
    香取さんは早くも「選手になることは、あきらめます」とギブアップ宣言したものの、前田選手との50メートル対決では善戦。「やっぱり目指しますか!?」と笑みを見せた。

     当日は会場内で、主催者やパートナー企業が競技体験やPRブースを出展した他、周辺エリア(シンボルプロムナード公園、日本財団パラアリーナなど)でも関連イベントが開かれた。また臨海副都心の施設(東京ビッグサイト、フジテレビ本社など)や、それ以外の都内施設(東京スカイツリー、東京タワーなど)では、アギトスカラー(パラリンピックのシンボルマークに使われている赤・青・緑の3色)を使ってライトアップが実施された。
    (以下写真=Tokyo 2020)