ラグビーワールドカップのドキュメンタリームービー
「BY THE RUGBY」公開
2018/09/18
「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」のオフィシャルスポンサーである三菱地所は、開幕1年前に先立ち、機運を盛り上げるため「丸の内15丁目PROJECT」(9月13~20日)を展開している。
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16日、千代田区の丸ビルホールで、ラグビーワールドカップの名勝負をテーマにしたドキュメンタリームービー「BY THE RUGBY」の完成披露試写会が行われた。
当日上映されたのは、2015年イングランド大会で、日本が強豪の南アフリカを破った歴史的な試合を題材にした「JAPAN WAY」編(約15分)で、不屈の男たちが挑んだ大逆転の舞台裏を、選手たちの言葉とともに描く。
ムービは、計7編が順次公開予定で、「JAPAN WAY」編は同プロジェクトの公式サイト(https://marunouchi15.com/)で公開し、丸ビルマルキューブの特設会場でも随時上映する。
会場には、糸井重里さん(「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰)と、イングランド大会でも大活躍した五郎丸歩選手が駆け付けた。
ラグビーの“にわか”ファンを自認する糸井さんは「にわかで、ごめん」とプリントされたTシャツを着て登場し、来場者を笑わせた。
糸井さんは、同編が描いた日本対南アフリカ戦を、たまたまつけたテレビで観戦し、その魅力にハマってしまったと明かし、それ以降も“にわか”の立場を変えずにラグビーと接していると告白。糸井さんが、試合会場での観戦ポイントなど、“にわか”ならではの深い洞察力を披露すると、五郎丸選手は「昔からのラグビーファン以外の新たなファンを増やしていくことはとても重要だ」と話した。
同編で「これは奇跡じゃなくて、必然です。ラグビーには奇跡なんてありません」との言葉が紹介されている五郎丸選手は「いいですねー、ずっと見ていたいです!」と言いながら「あの試合で、何人の選手が血を流したんでしょう」と会場を沸かせた。
五郎丸選手は南アフリカ戦の最終場面について、ヘッドコーチの指示は「同点を狙え」だったが、選手はそれに逆らって逆転勝利をつかんだことを明かし「ラグビーは自分より大きい相手にぶつかっていく勇気も大切だが、瞬時に的確な判断が求められる知的なスポーツでもある」と語った。
同日、マルキューブの特設会場には、2015年ワールドカップに出場した選手13人が来場し、1年後に迫った日本大会への思いなどを語るトークを展開。また、同所で展示中の、南アフリカ戦の最後4分間をアートにした作品を鑑賞した。
会場では、東京藝大の学生・OBにより、ラグビーの魅力をテーマにしたクラシックコンサートや、ライブペインティングのパフォーマンスも行われた。