アジアパラ
日本代表選手団結団式
2018/10/04
日本パラリンピック委員会(JPC)は10月2日、「インドネシア2018アジアパラ競技大会」(ジャカルタ、10月6~13日)に出場する日本選手団の結団式を東京・中央区のロイヤルパークホテルで開催し、選手や役員、関係者ら約150人が出席した。
大会は2010年に始まり4年ごとに開催。今回が第3回で、26年の第5回大会は、名古屋での開催が予定されている。
日本代表団の人数は過去最多で、前回仁川大会でのメダル143個を上回るメダル獲得を目指す。
鳥原光憲会長は「世界43の国と地域から選手が参加し、18競技、558種目で熱戦が展開される。日本選手団は計484人で、304人の選手が17競技に参加する。今大会は、東京2020パラリンピックを目指す選手にとって試金石になる重要な大会で、世界からも多くの注目を集めている。日本代表としての誇りと自覚を持ってそれぞれの目標に挑み、日ごろの鍛錬で培った力を発揮してほしい」と選手団を激励した。
スポーツ庁の粂川泰一国際課長は、「言語や文化の違いを超えて、スポーツを愛する仲間たちと友情を育んでほしい。皆さんの活躍はスポーツ界だけでなく、障がい者はもとより、全ての人に夢と感動を与える。今大会をステップに、東京パラリンピックにつなげてほしい」とあいさつした。
団旗を授与された大前千代子団長(日本障がい者スポーツ協会理事)は、「大会は、東京パラリンピック前の重要な総合大会。好成績が残せるよう頑張りましょう」と述べた。
主将を務める水泳の鈴木孝幸選手は、「300人を超える選手を派遣してもらうことからも、今まで以上の成績を期待されていると認識している。より多くの、そしてよりいい色のメダルを目指して頑張りたい」と決意を表明した。
旗手を務める陸上の前川楓選手は、「旗手は注目される立場なので、きれいに歩くことを大切にしたい。義足でもきれいに歩けることを、見た人に伝えることができたらうれしい」と意気込みを語った。
JPC公式サイト:
http://www.jsad.or.jp/paralympic/