電通、デジタル領域に特化したAI広告コピー生成システム「Direct AICO」を開発
2018/12/20
12月20日に配信された電通ニュースリリース文面は以下の通りです。
2018年12月20日
株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)、株式会社電通デジタル、データアーティスト株式会社の電通グループ3社は、デジタル領域に特化したAIによる広告コピー生成システム「Direct AICO」を開発し、本日よりその運用を開始します。
当社グループは、昨年5月にAIによる広告コピー生成システム「AICO」(β版)をリリースしていますが、今回の「Direct AICO」は、バナー広告やリスティング広告など、デジタル領域でのコピー生成に特化する形で新たに開発したものです。開発においては、電通と電通デジタルのクリエーティブと広告運用チームが全体設計を行い、マーケティング領域のAI開発に強みを持つデータアーティスト社が理論構築部分を担当しました。
デジタル広告においては、さまざまなパターンの広告を多数出稿することができ、また得られたデータをリアルタイムでフィードバックすることができるため、AIによるコピー生成が効果を発揮しやすい領域であると言えます。
当社グループが行ったリスティング広告の事前検証では、「Direct AICO」のAIが過去の運用実績に基づいてコピーを生成するため、クリック率を予測した上での広告運用が可能になるだけでなく、実際に人間が作成した広告コピーよりもクリック率が高くなることを実証しています。また、デジタル広告においては短期間に多くのバリエーションのコピーを制作しなければなりませんが、検証の結果、「Direct AICO」は制作者の業務負荷を緩和し、作業時間の大幅な削減に貢献することが分かりました。
今後も当社グループは、ユーザーごとの嗜好性に合わせて一人ひとりに最適化されたクリエーティブを生成するといった、より実用的なAIコピーの運用を目指してまいります。
■「Direct AICO」のロゴマーク
以上
電通ニュースリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2018/1220-009718.html