東京2020に向けて、
「Tokyo Vision」が夜を彩る
2019/03/22
東京都と、東京ビッグサイト、パナソニックは3月21~24日、東京2020大会や東京の魅力を伝えるプロジェクションマッピング「Tokyo Vision ~500 Days to Go!Night~」を、江東区のパナソニックセンター東京とビッグサイトの壁面を使って実施している。
初日には、両施設が見渡せる都立シンボルプロムナード公園で、オープニングセレモニーが行われた。
オープニングでは、大学合同アカペラサークル「50Fes」のメンバーと多くの学生たちが、楽曲「明日があるさ」を披露。同曲は歌手の坂本九さんが歌い、1964年の東京オリンピック当時、大いにはやった曲だ。
ステージには、元女子サッカー日本代表でメダリストの澤穂希さんと、アーティストの倉木麻衣さんが登場した。
澤さんは「東京開催が決定してから、今日まであっという間だった。今、アスリートにとっては、大会に向け自分をベストな状態に仕上げる大切な時期」と話した。興味のある競技は、サッカーと新しく採用された4競技で、「簡単なことではないが、日本女子サッカーには、金メダルを目指してほしい」とエールを送った。
倉木さんは「アスリートの皆さんに贈ります」と、バックダンサーを従え、「Stand Up」「ベスト オブ ヒーロー」の2曲を熱唱した。
周囲が暗さを増す中、初回のプロジェクションマッピング上映に向けて、会場の全員がカウントダウン。東京ビッグサイトの特徴的な壁面には、8分間のメーン映像が映し出された。映像は、時にダイナミック、時に軽快な音楽に乗せて、東京の伝統と革新、躍動するアスリート、聖火などを組み合わせ、大会への期待を盛り上げる内容。
澤さんは「気分が高まって、現役に戻ってしまいそう」、倉木さんは「感動した。もう一回見たいし、大会が待ち遠しい」とコメントした。
プロジェクションマッピングはメーン映像と、大会応援メッセージ「500 Days to Go! MESSAGE WALL」の2種類がある。メッセージ映像は、両施設の特設ブースで撮影した、一般の人が大会や選手に向けた5秒間の応援映像を22分間に編集したもの。
プロジェクションマッピングは期間中、両施設壁面で2種類の映像が交互に上映される。(午後6時~20時30分)