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日本広告業協会(JAAA)が2019年度定時総会開く

2019/06/03

    日本広告業協会(JAAA)は5月31日、2019年度定時総会を千代田区のパレスホテル東京で開き、18年度事業と決算報告、19年度事業と収支計画案、理事選任などについて審議・承認した。終了後の記念式典では、第48回懸賞論文と2018年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞の表彰式、第54回吉田秀雄記念賞の贈賞式を行った。

    成田純治理事長(博報堂取締役相談役)は「広告業界の直面する課題が多様化、複雑化している中、広告ビジネスも変革を迫られている。JAAAは昨年、広告業界が次世代を担う若者が働き夢をかなえられる場所として魅力的で在り続けるために、新たなチャレンジをする覚悟を持って、ビジョン『JAAAは、激変する広告業界を支え、業界をリードするエンジンとなる』を定めた。今年度はビジョンの2年目として、メディア環境の変化への対応やクリエーティブ力の強化、さらに業界を支える人材の確保・育成という大きな課題解決に注力したい」とあいさつした。

    成田理事長のあいさつ

    18年度事業では、「業界全体で力を合わせ、課題解決していくプラットフォームづくり」「人材育成の新たな仕組みづくり」「デジタルへの対応強化、次世代データマーケティングへの対応」「『働き方改革』のさらなる推進」「メディアビジネスの活性化」「クリエーティブの強化」「PR戦略の再構築」について、各委員会が中心となって事業を推進したことを説明した。

    19年度事業計画では、18年度に掲げたビジョン達成の「ホップ/ステップ/ジャンプ」の2年目として、さらに積極的に活動を進めていく考えを明らかにした。

    18年度事業と決算報告、19年度事業と収支計画案などを説明した村井知哉専務理事

    続いて行われた記念式典では、「これからの広告人」をテーマにした懸賞論文の入賞・入選者を表彰、金賞の池川健太氏(博報堂)らが登壇した。

    論文受賞者

    また、クリエイター・オブ・ザ・イヤーを獲得した田辺俊彦氏(電通)とメダリスト8氏を表彰した。田辺氏は「日本で放送されず海外でしか知名度がない作品もあった中、このような賞を頂けたことはうれしい。さまざまな方に頑張ってもらったおかげで広告キャンペーンが完成した。プレッシャーはあるが、今後も良い作品、社会的に意義がある作品を作っていきたい」と語った。

    あいさつする田辺氏
    クリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞者

    最後に、吉田秀雄記念賞個人賞に選ばれた大森壽郎氏(博報堂DYメディアパートナーズ会長)への贈賞が行われた。

    個人賞の大森氏