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READY STEADY TOKYO自転車(ロード)
難コースで開催

2019/07/24

    2020年東京オリンピック・パラリンピックの本番に向け、競技運営や大会運営の能力を高めることを目的に実施するテストイベント・READY STEADY TOKYO(主催=東京2020組織委)の自転車競技(ロード)が7月21日、東京・調布市の武蔵野の森公園(スタート)から静岡県の富士スピードウェイ(フィニッシュ)まで、全長179キロのコースで実施された。

    参加チームは、イタリアやフランスなどの強豪国をはじめとしたナショナルチームが9チーム、アジアや国内のコンチネンタルチームなど11チームの計20チームで、スタートした選手は計96人。
    スタートの武蔵野の森公園には多くのファンが来場。選手たちのカラフルなウェアや、チームをサポートするバイク・車とともに、テストイベントらしからぬ華やかな雰囲気に包まれた。

    スタート前にステージで行われた各チームへのインタビューでは、多くの選手がコースの厳しさとレースの難しさについて言及しながらも、勝利への意欲と2020大会への思いを語った。優勝候補のイタリアチームが登壇すると、観客から大きな歓声が上がった。

    正午、組織委の武藤敏郎事務総長がスタートフラッグを振り、レースがスタート。コース上では、競技車の通過に合わせ各地で交通規制が行われ、本番さながらのイベントになった。
    優勝はディエゴ・ウリッシ選手(イタリア:4時間50分53秒)、2位はダヴィデ・フォルモロ選手(イタリア)、3位はナンス・ペテルス選手(フランス)で、上位をヨーロッパ勢が独占した。日本人最高位は15位の岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)。
    完走は96人中49人。東京オリンピック本番では、今回のコースに富士山麓エリアが加えられ、全長234キロのさらに厳しいコース設定が予定されている。

    READY STEADY TOKYOサイト:
    https://readysteady.tokyo2020.org/ja/