東京2020 NIPPONフェスティバル
主催プログラム「光の王」Presented by ENEOSの概要を発表
2020/01/31
東京2020組織委は1月29日、都内で東京2020 NIPPONフェスティバル主催プログラム「KABUKI×OPERA『光の王』Presented by ENEOS」(プレゼンティングパートナー=JXTGエネルギー)について、公演の見どころや鑑賞チケット情報を発表した。
同フェスティバルは、2020年3月下旬から9月にかけて実施する、東京オリンピック・パラリンピックの公式文化プログラム。日本の文化を国内外に発信し、共生社会の実施を目指すとともに、大会に向けて期待感を高めることを目的にしている。
本公演は、同フェスティバル最初のプログラムとして、4月18日に東京体育館(渋谷区)で開催される。
演目は、伝統的な歌舞伎の数々の名作をベースとしながら、東京大会の公式イベントにふさわしい祝祭感のある物語を新たに創作。歌舞伎とオペラが一体となり、物語上で文化の垣根を越えて調和し、東西文化の融合を表現する。主演は、歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵さん、オペラソプラノ歌手のアンナ・ピロッツィさん、バス・バリトン歌手のアーウィン・シュロットさん。東京フィルハーモニー交響楽団による荘厳なオーケストラも見どころだ。
組織委の古宮正章副事務総長は、「オリンピック憲章に則り開催する文化イベントには、組織委が主催する「主催プログラム」と、各自治体が行う「共催プログラム」とがあり、本公演は主催プログラム四つのうちトップバッターとなる。本公演のキャッチコピーは、『挑戦とはなんだ。』。今回のプログラムはいろんな意味で挑戦となる。歌舞伎とオペラの融合だけではなく、さまざまな楽しみがある」とあいさつした。
JXTGエネルギーの中原俊也常務執行役員は、同社キャラクターのエネゴリくんと共に登壇し、「フェスティバルのキックオフとして開催される本公演は、歌舞伎×オペラが融合する試みとなる。より多くの方にご覧いただくべく、チケットプレゼントキャンペーン(50組100人)や歌舞伎教室への招待も行う予定だ。当社はNIPPONフェスティバルを、エネゴリくんと一緒に盛り上げていきます」と思いを述べた。
東京2020大会の文化・教育委員会委員でもある海老蔵さんは、「オリンピックのテーマである“レガシー”“多様性と調和”という点からも、さまざまな文化の融合を根幹とした作品となればと願っている。昨今、いろいろな意味で挑戦しにくい風潮になってきている。この舞台のキャッチコピーは『挑戦とはなんだ。』。この舞台が“挑戦”のきっかけになればと思っている。この舞台は、海老蔵として最後の作品になる。海老蔵としてできることを思い切り務めたい。オペラも歌舞伎も発祥は同じ時代であり、過去に団十郎(海老蔵さんの父)もオペラ×歌舞伎に挑戦している。3月後半以降から始まるけいこが楽しみ。この舞台への挑戦がレガシーとして残ればうれしい」と意気込みを語った。
チケット販売は、抽選販売が2月14~24日、一般販売が3月7~17日。全席約6500席を予定している。チケットはチケットぴあ専用ウェブサイトで販売する。問い合わせは、チケット販売事務局(0570-78-3202)まで。
また、JXTGによるチケットプレゼントキャンペーンの詳細は、2月14日に発表される予定。