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ワールドマスターズゲームズ2021関西
エントリー開始で記念イベント

2020/02/03

    ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西組織委は2月1日、21年に関西広域で開催する同大会(共催=日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会)への一般エントリー受け付けを開始し、港区の東京ミッドタウンで記念イベントを行った。

    会場モニター

    WMGは、4年に1度、夏季オリンピック・パラリンピックの翌年に開催される、世界最大級の生涯スポーツの総合競技大会。おおむね30歳以上のスポーツ愛好家であれば誰でも参加できる。
    アジア圏初の開催となる同大会は21年5月14~30日の17日間、関西広域(13府県政令市)で公式35競技59種目と、オープン競技を実施。過去最大規模となる、国内外から5万人の参加者を目標にしている。

    武井、杉村、岡崎氏

    記念イベントには、大会応援大使のタレント武井壮さん、アンバサダーに就任した元衆院議員の杉村太蔵さん、元スピードスケート選手の岡崎朋美さんが掛け付け、トークを展開した。
    1997年日本陸上競技選手権の十種競技優勝者の武井さん、学生時代にテニスに打ち込み国体で優勝した杉村さん、そして長野オリンピックスピードスケート銅メダリストの岡崎さんは、それぞれの経験を踏まえながらスポーツの素晴らしさをアピールし、年齢を重ねてからでもチャレンジできるWMGの魅力について語り合った。

    2017年のオークランド大会で元プロテニスプレーヤーのジェームズ・グリーンホール選手と対戦した杉村さんは「こういう大会でしかできない経験。手加減してもらいながら勝たせてもらった。何年に1回あるかないかのサーブが決まった」と興奮気味に話し、スカッシュ元世界チャンピオンのサラ・フィッツジェラルド選手と熱戦を繰り広げた武井さんは「ポイントも取って、結構いい勝負をした。でもその後、サラが本気を出してボコボコにされた」と笑いながら当時を振り返り「WMGに参加すると、国を代表するような選手と対戦できる。そのドキドキを楽しめるのもこの大会の魅力」と熱く語った。

    今年1月、オーストリアで開催されたウィンター・ワールドマスターズゲームズ2020インスブルックのスピードスケートに出場し、500、1000メートルの2種目で金メダルを獲得した岡崎さんは、「引退して6年がたち、練習環境も整わなかったが、陸上トレーニングで補った。久しぶりに表彰台に上がれてうれしい」と笑みを見せ、「皆さんもやればできると思う。チャレンジしてほしい」と呼び掛けた。

    スポーツ診断 武井氏、杉村氏、岡崎氏

    3人は、体の動きをセンサーで検知して、AIが適正なスポーツを診断する「Dig Sports(ディグスポーツ)」を体験した。
    杉村さんは反復横跳びに挑戦して、カヌー(スラローム)、野球、ソフトボールが向いていると診断されると「テニスが入っていない」と苦笑いも「カヌーには縁がなかったが、新しい自分を発見できた。頑張ります」とポジティブに受け止めていた。垂直跳びにチャレンジした岡崎さんはソフトボール、野球、柔道向きと診断され「ソフトボールは小学校の時にやっていたが、誰かが失敗すると怒るのでチームプレーに向いていない」と、自分は個人競技向きのアスリートだと自己診断した。
    50メートル走で好タイムを記録した武井さんは、バレーボール、ラグビー、バスケットボール向きと診断され「ラグビーは今目を付けているスポーツ。ラグビー界のレジェンドたちとチームをつくって出場しようかと話している」と目を輝かせた。

    各競技への出場を宣言する武井氏、杉村氏、岡崎氏と、三者フォトセッション

    最後に3人は「できる限り多種目に出たい」(武井さん)「テニスで記憶に残るサーブを決める」(杉村さん)、「10キロロードレースで上位を狙う」(岡崎さん)と、各競技への出場を宣言し、多くの人の参加を呼び掛けた。
    同日、会場では同大会を紹介するブースや一般来場者による体験コーナーや、鳥取県で開催される「グラウンド・ゴルフ」体験エリアが設けられ、多くの参加者でにぎわった。

    大会公式サイト:https://wmg2021.jp/