5大陸走破プロジェクト著『5大陸 Trails Into the Unknown』発売
2020/07/15
書籍概要
地球は星だったんだとあらためて感じる日々を、クルマたちが走る。
抗いながら、傷つきながら、壊れながら、それでも進む。
胸が熱くなるのはその姿が自分に重なるからだろうか。
瀧本幹也氏と彼に師事した写真家たちが記録した道とクルマ。
未製本、ボックスというこだわりが、
一枚一枚を手に取れる物語にする。
未来のTOYOTAの体幹をつくる。
そのためにクルマと向き合い、
道を感じる純粋な時間を。
TOYOTA5大陸走破プロジェクトは
全世界のTOYOTAグループ社員からチームを編成してはじまった。
2014年オーストラリア大陸、
2015年北米、
2016年南米、
2017年欧州、
2018年アフリカ、
そして2019年にはアジア大陸へ。
本書は、
そのプロジェクトの立ち上がりから参加し、人とクルマの旅に同行していた、
写真家 瀧本幹也氏をはじめとしたクリエイターチームが撮り溜めたドキュメントを、
あらたなコンセプトで
一冊のフォトブックとしてまとめたものである。
パタゴニアの吹きすさぶ風、
アラスカの凍てつく寒さ、
アフリカの夕日と象の群れーー
圧倒的な自然を前にした時、
人も、人が作り出した文明の利器でさえも、
自然の一部と化してしまう。
地球もひとつの星だった。
写真一枚一枚を手にとることで
その感覚が共有されるはず。
参加クリエイターのことば
大陸を旅して、たくさんの道を、景色を、人を、見てきた。
今、この写真のかたまりを眺めると、それは地球を見ていたのだと気づく。
地球という惑星を移動する探査カプセルのように、車が見えてくるから不思議だ。
−瀧本幹也氏(写真家)
オーストラリアの真ん中の砂漠で蠅と格闘し、野宿した。星が凄かった。
アラスカで初めてオーロラを見た。想像より薄かった。
アフリカのサファリから持ち帰った石は、今も大切にデスクに飾ってある。
今はそのようなロケは残念ながらできなくなってしまった。
この写真集は、瀧本さんをはじめとしたフォトグラファー達の世界各地での挑戦と美の探究、冒険の記憶が詰まっている。
数年前だからできたあの過酷なロケは、時間が過ぎるととても愛しく、またいつか行ける日が来ることを切に願います。
このような壮大なプロジェクトに関わらせていただいたことに心から感謝しています。
−佐野研二郎氏(アート・ディレクター)
無茶苦茶な経験だった。
地球にへばりつくような旅だった。
風の匂いが忘れられない。
冷たくてカチカチのベーグルが忘れられない。
氷河の割れる甲高い音が忘れられない。
人生に意味があるとしたら
こういう風景のなかに
自分の心を立たせることかもしれない。
カメラマンたちは、
みんな美しかった。
僕には風景の一部だった。
−高崎卓馬氏(クリエイティブ・ディレクター)
チャリティー版詳細
瀧本幹也氏オリジナルプリント付き[チャリティー版]を限定発売。
瀧本氏直筆サインの横にはGPS座標が入っており、瀧本氏本人がセレクトした世界の道を
Google Earthで訪れることもできる。
売り上げの一部はNPO法人ピースウィンズ・ジャパンへ寄付し、新型コロナウイルスと最前線で戦う医療従事者への支援に活用される。
【書誌情報(チャリティー版)】
限定50部
本体+オリジナルプリント一枚(全5種より)
(各エディション10点ずつ)
定価:25,000円+税
(本体15,000円+寄付分10,000円)
※寄付分1万円にプラスして本体売上の一部が寄付されます。
5大陸走破プロジェクト ・ スタッフリスト
企画制作 / MR_DESIGN+spoon.
CD+C / 高崎卓馬
AD / 佐野研二郎
D / 曽我貴裕+橋本尚太
Pr / 大桑仁+小野敬子
Cn / 李桃
P / 瀧本幹也+樋口兼一+杉田知洋江+片村文人+佐藤新也
プリンティングDIR / 戸嶋晃司
製版+印刷 / 大洋印刷
クリエイター高崎卓馬氏プロフィール
高崎卓馬
たかさき・たくま 1969年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。
クリエイティブ・ディレクター/CMプランナー。
JAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤーを2度受賞するなど、国内外の受賞多数。
アイドル親衛隊の少年たちの青春を描いた小説「オートリバース」が話題。
書籍詳細(出版社サイト)
:http://www.seigensha.com/newbook/2020/06/30111500