福岡の未来のために。SDGsを通じて手をつなぐ、地域企業と子どもたち(後編)
株式会社西日本シティ銀行、株式会社西日本新聞社、RKB毎日放送株式会社、そして株式会社電通九州は、2022年9月より4社協業のSDGsプロジェクト「未来をつくろう Make Fukuoka SDGs」を実施中。福岡地域企業のSDGs推進に関する現状を「未来リーダーズ」と呼ばれる子どもの目線を通じて発信するという、4社の得意分野を掛け合わせたことで実現した取り組みです。
前編では、プロジェクト発足のきっかけや概要、子どもを主役にすることで得られた気付きなどについて、プロジェクトに携わる4社の担当者が座談会形式で紹介しました。続く後編では、このプロジェクトに寄せられた反響や今後の展開、福岡の地域課題などについて、担当者らの考えをさらに深掘りします。
「未来をつくろう Make Fukuoka SDGs」の取り組みを途切れることなく継続していきたい


課題は首都圏との意識差。地域を挙げた「盛り上がり」をつくるために


「未来をつくろう Make Fukuoka SDGs」プロジェクトは、西日本シティ銀行が持つ地元企業との接点と営業力、西日本新聞社とRKB毎日放送が持つ人々への影響力、電通九州の企画推進力という、4社の得意領域を掛け合わせたプロジェクト。お互いの長所を生かして補い合いながら、プロジェクトを進めることで、福岡地域のSDGsへの意識がより高まっていくことが期待されます。
また、未来を担う子どもたちが主役になることで、現役世代と将来世代の両方にアプローチするプロジェクトでもあると言えるでしょう。他の地域からも注目される福岡地域から、こうしたプロジェクトを発信することで、福岡県から九州、ひいては全国へと、SDGsの機運を高めるきっかけにつながるかもしれません。4社がタッグを組んだ本プロジェクトの今後の展開に、どうぞご期待ください。
※掲載されている情報は公開時のものです
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著者

吉田 考貴
株式会社 電通九州
電通TeamSDGs SDGsコンサルタント。電通総研 アソシエイト・プロデューサー。 電通九州に入社後、多岐に渡る広告主のコミュニケーション・プロモーションのプランニングを担当。2020年2月より電通総研に出向し、人口減少社会における「地域」「働き方」「次世代の希望」をテーマに活動。2022年1月に電通九州へ帰任し、SDGs、DE&I領域におけるプロジェクト業務など「社会発想」による中長期的なマーケティング支援を手掛ける。

渡 大樹
株式会社 西日本シティ銀行
2002年株式会社西日本銀行(現:株式会社 西日本シティ銀行)入行。営業企画部を皮切りに、国際部や市場証券部など本部を長年経験し、2022年より広報文化部で勤務。同行で実施しているフードドライブ活動などSDGsへの取組みを推進するほか、同行キャラクター「ワンク」のオリジナルグッズを販売する“ワンクショップ店長”の肩書も併せ持つ。

山根 勇樹
株式会社 西日本シティ銀行
2005年株式会社 西日本シティ銀行入行。久留米営業部に配属後、営業店数ヵ店で主に法人営業を担当し、2021年より営業企画部で勤務。同部では、営業店時代の経験を生かし、SDGs応援ローンなど法人向け融資商品の企画に携わる。

米永 日菜子
株式会社電通九州
2021年株式会社電通九州入社。以来マーケティング・プランニング領域を担当し、2023年4月よりグロースマーケティング部から現営業部署へ異動。大学時代に石川県七尾市に数カ月間滞在し、地域活性化事業について学んだ経験も生かして、地元の鹿児島がある九州を盛り上げたいと奮闘中。

田中 稔大
株式会社西日本新聞社
2009年株式会社西日本新聞社に入社。その後本社、東京支社で広告・企画業務に従事。2021年4月より現職。

山本 雄貴
RKB毎日放送株式会社
2018年RKB毎日放送株式会社に入社。以降、福岡を中心とするクライアントを担当し、テレビ・ラジオ・オンライン・事業などのさまざまな企画の提案・実行に従事している。


