電通ライブ「サステナブル×イベントの未来 オランダ・スウェーデンで出会った12のマインドスイッチ」発売
2024/11/12
電通ライブによる書籍「サステナブル×イベントの未来 オランダ・スウェーデンで出会った12のマインドスイッチ」(宣伝会議)が11月8日、全国の書店とオンライン書店で発売された。
本書は、イベント制作のプロフェッショナルであり、電通ライブ社内プロジェクト「サステナブル・イベント研究会」のメンバー、大髙良和氏、松野良史氏とオランダ在住で「サステナブルイベントネットワーク(SEN)」発起人・運営者である西崎龍一朗氏の共同執筆。
■本件に関するリリースはこちら
【書籍の内容】
あらゆるイベントで実践できる、サステナビリティに取り組むヒント満載!
サステナビリティ先進国の豊富な実践事例を収録
近年、サステナブルな社会づくりの機運が高まる中、短期間の開催で大量の廃棄物を出す従来のイベントのあり方やダイバーシティへの配慮が問われている。一方で、コロナ禍を経てイベントは活気を取り戻しており、リアルイベントにしか生み出せない体験やコミュニケーションがあることも確かである。重要なのは、イベントに関わる人たちがサステナビリティについて「自分ゴト化」し、イベントをサステナブルなものに変えていくことである。
本書では、イベントに関わる人たちがサステナビリティへの配慮を「自分ゴト化」すべく、サステナビリティ先進2カ国のオランダとスウェーデンでの視察で得た豊富な事例をもとに、考え方の切り替え(スイッチ)ができるような12の「マインドスイッチ」を提案。サステナビリティに取り組むヒントが数多く盛り込まれており、イベントに携わる全ての人に役立つ一冊となっている。
【目次より】
1章 「サステナビリティ」への配慮は「当たり前」の時代へ
そもそもサステナビリティって?なんで大切なの?/私たちの目指すサステナブルイベント/日本のイベント産業における課題
2章 サステナマインドを育むキーワード
One Planet Caféに聞いた4つのキーワード/RAU Architectsに聞いた4つのキーワード/The New Divisionに聞いた3つのキーワード/エコロジーシティHammarby Sjöstadで気づいた2つのキーワード
3章 サステナブルイベント実現のヒント「マインドスイッチマップ」
マインドシフトのスイッチを入れる「マインドスイッチマップ」/01 使い終わったらごみになる→?/02 サステナブルにするとコストが上がる→?/03 「イベント」は短期決戦→?/04 イベントは「何をやるか」から考える→?/05 まず環境負荷低減の方法を考える→?/06 初めから完璧にやらないといけない?→?/07 「3R」の実践が大事→?/08 まず取り組むべきはプラスチック→?/09 結果が出ていないのに、情報発信はできない→?/10 イベントに「モノ」の消費はつきもの→?/11 その人が社会(イベント)に適合できないのはやむをえない→?/12 イベントは一部の人が居心地が悪くてもしょうがない→?
4章 国内イベントのアップデートに向けた取り組み
国内イベント業界の現在地/日本のサステナブル事例紹介/まずは「共創」、あとで「競争」サステナブル・イベント研究会
コラム
泊まったホテルもサステナブル!/街を歩いて(アムステルダム編)/街を歩いて(ストックホルム編)/アムステルダムの街はヴィーガンレストランだらけ
【著者紹介】
大髙良和(おおたか りょうわ)
電通ライブ
電通ライブ(旧電通テック)に入社以来、国内外問わずモーターショーやスポーツイベント、博覧会パビリオンなどの大型イベントスペースプロモーションに従事。「サステナブルイベントを当たり前の世の中に」をテーマに2022年社内サステナビリティプロジェクトチーム、翌2023年にはイベント会社5社によるサステナブルイベント協議会を立ち上げ、ガイドラインの発出やメディアへの出稿、ウェビナー登壇など社内外で積極的に活動。2024年にはイベントにおけるCO2排出量算出の業界標準化を目指しワーキンググループを先導するなどさらに活動領域を拡大している。
松野良史(まつの よしふみ)
電通ライブ
展示会社での制作職を経て、電通ライブ(旧電通テック)に入社。ショールーム・プライベートショー・見本市・博覧会など、企業コミュニケーションを中心としたスペースプロデュースに携わる。サステナビリティを推進する社内PJチームに参画し、サステナビリティに配慮したイベントガイドライン策定やソリューション実践を通じ、社内外のサステナマインド醸成に努めている。
西崎龍一朗(にしざき りゅういちろう)
ジャパングレーライン
オランダ在住。イベント産業全体を持続可能にするための「サステナブルイベントネットワーク(SEN)」発起人で運営者。老舗旅行会社の立場からこれまで国内・海外で数々の報奨旅行や表彰イベント、ミーティングなどのMICE案件を手掛け、その中で見えてきた課題やネットワークを生かして産業全体の持続可能化を目指している。