第4回「IncluFES(インクルフェス)」が、2026年1月24日に東京都北区の東洋大学 赤羽台キャンパス内で開催された。本イベントは、障害の種類や程度、有無にかかわらず、スポーツを楽しむことを目的としたフェスティバルである。当日は、特別支援学校に在籍する重度障害の子どもたちを中心に、選手・引率・ボランティアの計470人が来場。「ハンドサッカー」など、さまざまなプログラムが行われ、会場は熱気に包まれた。
「IncluFES」とは?
「IncluFES」は、2023年にスポーツ庁からの委託事業として電通ライブの制作・企画により初開催された。翌年からは電通ライブを幹事社として、dentsu Japan各社による実行委員会が運営を担っている。4回目となる今年度は、dentsu Japanから過去最多となる12社が参加した。
会場には、dentsu Japan各社から経営層・従業員を含む多くのボランティアが集合。バスの誘導や車いすのタイヤ拭き、競技の得点係など、それぞれの役割を通じて子どもたちの大切な一日をサポートした。
ゲストMCとパラアスリートが彩るセレモニー
セレモニーでは、タレントの北乃きいさんがゲストMCとして登壇。オープニングアクトを務めた「パープルダンサーズ321」によるパフォーマンスが披露されたほか、電通デジタル所属のパラアスリート3名とのトークセッションが行われた。ゴールボールの川嶋悠太選手は、歓声の中でプレーすることの新鮮さと喜びを語り、パラサーフィンの近藤健太朗選手は、課題をクリアしようとする選手たちの努力に共感を示した。陸上競技の古畑篤郎選手は、自身の競技のきっかけが体験イベントであったことに触れ、「お互いそれぞれの目標に向かってチャレンジしていこう」とエールを送った。
個々に合わせたルールで、誰もが主役になれる「ハンドサッカー」
イベントの目玉は、終日行われた「ハンドサッカー」のエキシビションマッチである。ハンドサッカーは、東京都の肢体不自由特別支援学校で考案されたスポーツであり、個々の障害の状態に合わせて異なるゴール条件を設定できるのが特徴だ。今回は東京都東エリアの特別支援学校を中心に14チームが出場。味方やライバルの垣根を越えて応援し合う一体感が生まれ、試合の合間にはゲストやボランティアも参加する体験会も実施された。
テクノロジーとアイデアで広がる多彩な遊び
会場内の体験ブースでは、テクノロジーや工夫を凝らした多彩なプログラムが展開された。
eスポーツ体験:GLOEの協力による体験ブース。視線でキャラクターを操作できるものや、ボタン一つで動かせるものなど、身体状況に合わせた多様なコントローラーが用意され、多くの子どもたちがプレーを楽しんだ。
クレーンゲーム:小さなボタンの操作や複雑なタイミング合わせが難しい人でも遊びやすいよう、大きなスイッチボタンとの連携やタイマー内蔵などのカスタマイズが施された。
CYBER BOCCIA(サイバーボッチャ):ワントゥーテンの協力により展開。パラリンピック競技「ボッチャ」にテクノロジーを融合させたコンテンツであり、障害の程度や有無を問わず、多くの来場者がボッチャの対戦を通じて交流を深めた。
パラスポーツ疑似体験(ParaRing):リクルートの協力でブースを展開。スマートフォンとスコープを用いたVR体験「パラリング」を通じてパラスポーツの世界を体感した参加者からは、驚きや感動の声が上がっていた。
ゆるキャラづくり:電通そらりによるブースでは、握力の弱い人も粘着シートに紙を押し当てるだけで装飾ができる「ゆるキャラづくり」を実施。移動が困難な人にも配慮した体験設計がなされていた。
「IncluFES」は今後も、イベントの枠を越え、参加者全員が互いの個性を尊重し、共に感動を分かち合う場としてアップデートし続けていくことを目指す。
開催概要
名称:IncluFES 2026(インクルフェス ニーゼロニーロク)
開催日時:2026年1月24日(土)9:30~16:00
会場:東洋大学赤羽台キャンパス HELSPO HUB-3 アリーナ
主催:IncluFES実行委員会
協力:東京都肢体不自由特別支援学校体育連盟/日本ハンドサッカー協会/一般社団法人障害児・者QOLサポートラボ CIAO/電通コーポレートワン/電通/電通デジタル/電通アイ・アンド・シー・パートナーズ/電通ライブ/電通プロモーション/電通PRコンサルティング/電通キャスティング アンド エンタテインメント/電通クリエイティブピクチャーズ/電通そらり/電通イベントオペレーションズ/CAPMAN/ワントゥーテン/GLOE/リクルート
IncluFES 2026の詳細はこちら https://inclufes.jp/









