電通の「広告小学校」プロジェクトが
メセナアワードで「子どもクリエイティブ賞」
2014/10/15
企業メセナ協議会は9日「メセナアワード2014」の受賞活動を発表し、電通が取り組む社会貢献活動「広告小学校」プロジェクトが優秀賞の「子どもクリエイティブ賞」を受賞した。
子どもクリエイティブ賞を受賞した「広告小学校」キャラクターのコマ犬くん |
広告小学校は、CM劇づくりを通して、子どもたちの「伝え合う力」の基礎となる「発想力」「判断力」「表現力」「グループによる課題解決力」などの基盤育成を目指すプロジェクトとして、2006年にスタートした。東京学芸大学との協働で3年をかけて教材を開発し、希望する学校に無償提供しており、これまでに全国190校で2万2000人を超える児童・生徒が体験している(詳細は広告小学校ホームページで)。
企業メセナ協議会は、次世代の育成に資する同活動について「経営資源を子どものコミュニケーション教育に生かし、同社ならではの社会貢献活動として展開している。教材と指導方法をパッケージにすることで、全国各地の教育現場で活用されている」と評価した。
同アワードは、企業および企業財団による優れたメセナ(芸術文化支援)の活動を顕彰するもの。1991年に「メセナ大賞」(2003年から「メセナアワード」に改称)を創設して以来、前年度に実施されたメセナ活動を毎春公募し、表彰している。
同協議会は9日に都内で記者会見を開き、受賞企業から担当者らが駆け付けた。
電通の総務局社会貢献部・阪中真理部長は、「広告小学校」プロジェクトの受賞に当たり「活動に合った何よりの名前の賞を頂け、感謝している。先生たちのご支持のもと、子どもたちのコミュニケーション力向上のサポートができる喜びを感じている。これからも努めていきたい」と述べた。
記者会見の様子 |
受賞の喜びを述べる阪中氏 |
なお、メセナ大賞には、ギャラリーエークワッドの「“建築・愉しむ”ギャラリーエークワッドの運営」が、特別賞の文化庁長官賞には、トヨタ自動車の「トヨタ青少年オーケストラキャンプ」が輝いた。
「メセナアワード2014」詳細はこちら。