中国発★Isobar中国のジェーン・リンバーデンCEOが「Women to Watch 2015」に 急伸するEコマース領域で先導
2015/08/20
アドエージの「Women to Watch 2015中国」に、電通イージス・ネットワークのIsobar (アイソバー)中国グループのジェーン・リンバーデンCEOが選出された。同賞はマーケティング、広告およびテクノロジーの領域から注目すべき人物を顕彰するもので、他にアリババやユニクロなどから合計10人が発表された。
アドエージによると、リンバーデン氏率いるIsobar中国がデジタル領域で提供するサービスは、単なるブランド醸成の枠を大きく凌駕するという。同氏は「デジタルは今や、中国で最も重要な媒体。もう使うかどうかの問題ではない。どのように使うか、そして結果を出すかが問われている。ブランドコンサルティングとメディア、そしてテクノロジーを融合させ、モバイルコマースやメディアコンテンツ・イノベーションに埋め込むべきだ」と語る。
評価の主な対象となったのは、リンバーデン氏率いるIsobar中国の、同国で急速に成長するEコマース分野における業績。同氏は「熱心なオンラインショッパーである中国人にとって、Eコマースが海外ブランドと出合う最初のきっかけとなっている。クライアントのビジネスを、ブランド体験のゲートウエーであるEコマースを核に構築するサポートをしている」と説明する。他にも、ウェアラブルなどのデジタルテクノロジーを駆使したプロダクト開発なども注目された。
リンバーデン氏は、台湾出身。米ペンシルベニア大ウォートンスクールでMBA獲得後、2000年にインターネット・テクノロジー代理店を創設。10年には1年間の休暇を取り、夫と共に貧しい境遇に苦しむ女性や子どもの救済を目的とするNPOの支援方法について調査研究を行った。夫妻は現在もフェアトレード・コーヒーに関する支援を続けている。13年にIsobar中国のCEOに就任。
Isobar中国の前CEOで現在グロバールCEOを務めるジーン・リン氏も「Women to Watch 2014中国」に選出されている。
「Women to Watch」質問項目から
故郷: 台湾・台北市
趣味: タイボクシング、人間観察
海外経験: ドイツ、イギリス、インド、米国
今までで受けたベストアドバイス: 前のめりにつまずけ
業界で経験した最も大きな変化: クリエーティビティーにおけるテクノロジー