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US発★ 男性誌広告が好調、前年比13%増

2013/12/16

    アドエージ誌によると、米国では今年、『エスクァイア』の前年比17%増を筆頭に、男性誌の広告ページ数が同13%増となった。広告費のデジタルへの移行が進む中、男性誌伸長の要因を同誌が解説している。

    まずは、昨年がことさら低調だったこと。昨年の男性誌広告ページ数は前年比6%減だった。
    次に、周期的に変化する男性の消費行動。男性の関心分野は数年のサイクルで変化し、それに伴って消費分野も変化する。興味の中心はここ数年テクノロジー関連にあったが、現在はファッションや美容関連に移ったという。実際、同市場は伸びており、ブランドも敏感に反応。ボッテガ・ヴェネタやバーバリー、ヴェルサーチ、プラダの出稿は2桁増を示した。
    画期的な要因は、デジタルとプリントとの融合。両者は従来カニバリゼーションを起こしてきたが、統合型プログラムの提供により、デジタルがプリント出稿を促進するというビジネスモデルが成功した。
    さらに今年は、アニバーサリーイヤー。エスクァイアは創刊80周年を迎え、記念号のページ数は前年同号比63%増。『メンズヘルス』の創刊25周年号のページ数は同50%増だった。