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第13回「ACジャパン広告学生賞」発表  新設の新聞広告部門も力作多数

    2017/03/14

    第13回「ACジャパン広告学生賞」発表 

    新設の新聞広告部門も力作多数

    ACジャパンは3月10日、東京・港区の電通ホールで、第13回「ACジャパン広告学生賞」(後援:BS日本、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、ビーエス フジ、WOWWOW、BS11、BS12〈TwellV〉、Dlife、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、産経新聞社)の表彰式を開催した。

    今回からテレビCMに加え新聞広告部門を新設。それに伴い名称を「広告学生賞」に改めた。応募は、テレビCM部門が31校から186作品、新聞広告部門は11校から168作品に達した。

    冒頭、狩野雄司専務理事は同賞の目的について「日本の未来を担う若い世代に、広告制作を通じて公共広告への理解を深め、公共の意識を育んでもらうことだ」と話し、「メディアやコミュニケ―ション方法が多様化し、デジタルメディア全盛の中、学生諸君には新聞メディアにもっともっと着目し、皆さんの素晴らしいクリエーティビティーを発揮してほしい」とあいさつした。

    ■ テレビCM部門

    「グランプリ」「準グランプリBS民放賞」各1点、「審査員特別賞」4点、「優秀賞」17点、「奨励賞」20点が選ばれた。

    BSジャパンの石川一郎社長は「グランプリ作品は、自分の学生時代を振り返り心が痛んだ。応募数は過去最多で、作品テーマは“LBGT”“人権”“いじめ”など多岐にわたった。社会に対する問題意識は、学生も異なる世代も同様だと感じて安心した。今回、受賞しなかった皆さんも、応募を継続してほしい」と話した。グランプリ、準グランプリの両作品は7月からの1年間、後援のBS民放9局で適時放送される。

    ・グランプリ「3809円」 大阪芸術大 テーマ:親への感謝

    〈企画意図〉大学の授業料は1コマ約3809円。それは親が一生懸命に働いてくれているお金だ。私たち学生は、それを忘れて簡単に授業をサボる。親への感謝を忘れずに、真剣に授業を受けよう。

    ・準グランプリBS民放賞「チキンの一生」 京都精華大 テーマ:食べ残し

    〈企画意図〉豊かな現代では、毎日大量の食料廃棄がある。生まれて食糧にされ、食べ残され捨てられる生き物の姿を作品にした。食べ残しの残虐さを認識してほしい。

    ■ 新聞広告部門

    「グランプリ」「準グランプリ」各1点、「審査員特別賞」3点、「優秀賞」9点、「奨励賞」14点が選ばれた。

    読売新聞東京本社の松田陽三常務は「新設部門で心配したが、グラフィック、キャッチ、ボディーコピーに力量が必要にもかかわらず、優れた作品がそろいうれしかった。学生世代も新聞広告の使命を理解していると感じた。これからも広告の基本である新聞広告にチャレンジして未来に羽ばたいてほしい」と語った。グランプリ、準グランプリの両作品は7月から1年間、後援の新聞5紙に数回掲載される。

    グランプリ「野良猫クレーン」 京都造形芸術大 
    テーマ:動物虐待
     
    〈企画意図〉ペットの種類が増える一方、軽率に飼う人も増えた。育てられなくなり捨てる人、世話をしなくなる人も多い。生き物を飼うなら相応の覚悟を。
    準グランプリ「変わらないこと」 京都造形芸術大
    テーマ:認知症
     
    〈企画意図〉認知症で自分との思い出や、名前を忘れられることはショックだ。介護は大変なことだが、親が子を育てるのも大変だったはず。それを忘れずに。

    石井利始選考委員長(アサツーディ・ケイ)は「作品テーマの多様さに驚いた。“問い”のないところに“答え”は生まれない。問いを掛ける前に、思いを巡らせること、想像することが大切だ。そしていつか、当たり前になる正しい答えを皆さんの力で出してください。美しい世界をつくってください。今回は本当にエキサイティングな審査だった」と講評を述べた。

    ACジャパン公式サイト:https://www.ad-c.or.jp/

    狩野専務理事と両部門の「グランプリ」「準グランプリ」の代表受賞者