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電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」(β版)を開発

2017/05/17

    05月17日に配信された電通ニュースリリース文面は以下の通りです。


    2017年05月17日

    電通、人工知能による広告コピー生成システム「AICO」(β版)を開発

    株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)は、人工知能(AI)による広告コピー生成システム「AICO (アイコ/AI Copy Writer)」(β版)を開発しました。

    本システム開発の背景には、人工知能の研究と実用化が急速に進み、当社グループが担う広告コミュニケーション領域においても欠かせない技術になりつつあるという実態があります。例えば、本件の人工知能による広告コピー生成が実現すると、TPO に合わせてリアルタイムにメッセージを変化させることができ、インターネット広告や屋外・交通広告などでよりパーソナライズした次世代型の広告配信が可能となります。

    当社は次世代型広告に関する研究を5年ほど前から行っており、その中で広告コピーの良し悪しによって広告効果がどのように変化するかの定量・定性的評価を行ってきました。そして、その研究をさらに発展させ、今回、静岡大学情報学部の狩野研究室※(狩野芳伸准教授)との共同開発により、今回のシステム開発に至りました。

    今回の発表に先駆け、電通と狩野研究室は、双方の知見・ノウハウ・データを組み合わせることで、昨年、「人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告」を出稿しております。その実現に当たっては、実際に広告制作の実務に携わっている当社のコピーライターが人工知能の学習をサポートすることで、より人間に近いコピーの生成を可能にしました。

    今後当社は、この開発を手始めとして、発展的に研究開発を進め、より具体的な広告効果が期待できる広告生成の実用化を目指すとともに、人工知能と人間のクリエーターの協業による、これまでにない新たな広告手法の研究・開発を進めていきます。

    ※静岡大学 狩野研究室
    静岡大学の狩野研究室は、自然言語処理を専門分野としており、大学入試の自動解答を目標とするプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の社会科担当や、電子カルテの自動処理・自動診断支援を行う医療言語情報処理、対話ゲームの自動プレーヤー「人狼知能」などのプロジェクトで多数の実績を有しています。

    ■人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告

    人工知能が書いたキャッチコピーによる新聞広告

    以上


    電通ニュースリリース
    http://www.dentsu.co.jp/news/release/2017/0517-009291.html