「東京2020 大会協賛くじ」で
応援と3億円の夢を
2017/08/31
2020年夏に開幕する東京オリンピック・パラリンピックを応援する「東京2020 大会協賛くじ」(第727回全国自治宝くじ)が8月30日、全国で発売された。
1等賞金が2億5000万円、1等前後賞が各2500万円で、合わせると3億円になる。当せん金1万円の“くじの日賞”が3万本設定されているのも魅力だ。
価格は1枚500円で、発売期間は9月19日まで。収益金の一部は、2020年大会のムーブメント盛り上げに活用される。
同日、千代田区のザ・ペニンシュラ東京で発売記念イベントが行われ、卓球の石川佳純選手と、ボッチャの廣瀬隆喜選手が駆け付けた。
前日、ワールドツアー・チェコオープンから帰国した石川選手はオリンピックについて「出場することが、競技を始めた当初からの目標だった。初参加のロンドン大会では練習でさえ緊張で手が震えた」と話し、廣瀬選手は「リオパラリンピックに出場できただけでも大きな喜びだったが、メダルを獲得できて最高だった。夢の舞台では、緊張とリラックスのバランスが難しい」と語った。2人は東京大会について「自国開催はうれしい限り。たくさんの応援を期待している」「アスリートにとって一番の幸せ」と期待感をにじませた。
今まで宝くじは購入したことがないという2人は、もし高額当せんしたら「ボッチャ競技に貢献できることに使いたい」「プライベートで世界旅行がしたい」と夢を語り、「今日の帰りに購入します」と笑わせた。
ステージでは、宝くじ「幸運の女神」の一人である上野貴穂さんを交えて、ボッチャ体験が行われた。石川選手の1投目は、勢い余ってフィールドを大きくオーバー。「卓球のスマッシュのつもりで投げてしまった」と言いながらも、廣瀬選手がアドバイスした2投目は、見事好ポジションにボールをつけた。廣瀬選手は1投目の結果にメダリストとしてのプライドが許さなかったのか、2投目にチャレンジ。ジャックボール(目標球)をかすめる実戦さながらの投球を披露した。
石川選手は「2020年大会では最高のプレーをしたい。協賛くじ購入で、チームジャパンの一員になり応援をお願いします」、廣瀬選手は「リオ大会以上のメダルを目指す。くじ購入はアスリートのサポートにもつながる。ぜひ、実際の試合会場に足を運んでほしい」とメッセージを残した。