東京2020大会メダルデザインコンペ エントリー受け付け開始
2017/12/27
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委は12月20日、「東京2020大会入賞メダルデザインコンペティション」へのエントリー受け付けを開始した。
同コンペは、プロのデザイナーだけでなく、デザインを専攻する学生など、立体造形物の制作・発表実績のある人にも門戸を広げ、日本ならではの文化や魅力を生かしたデザイン案を募集する。
組織委は、メダルの製造にリサイクルした金属を活用する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を、2017年4月からスタートしている。国民に協力を呼び掛け、携帯電話やパソコンなどの使用済み小型家電の回収に取り組み、そこから取り出した金属でメダルを作るプロジェクトだ。
このオリンピック・パラリンピック史上初の試みは、意義のあるプロジェクトとして、国際オリンピック委員会や同パラリンピック委員会、アスリートなど国内外から高い評価を得ている。
組織委は、同プロジェクトに込められた皆の思いや、メダルの意義を表現したメダルを創り上げたいとしている。
コンペでは、応募資格の審査のため、18年1月19日までエントリー書類を受け付け、要件を満たした応募者には選考通過とコンペの詳細を通知する。
その後、応募されたデザイン案について第1次選考(平面デザイン審査:同年4月上旬)、第2次選考(立体デザイン審査:同年6~8月下旬)が行われる。
審査は、文化庁の宮田亮平長官を中心とした10人程度の専門家や有識者からなる審査会を設置し選考に当たる予定。
採用者には賞金100万円が贈られ、副賞として東京オリンピック・パラリンピックの開会式に招待される。