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東京の真ん中で
パラ競技PRイベント開催

2018/05/08

    東京都は5月5、6の両日、2020年東京パラリンピックのPRイベント「ノーリミッツスペシャル2018 東京丸の内」(後援=日本障がい者スポーツ協会パラリンピック委員会〈JPC〉、千代田区 協力=東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委)を、東京駅丸の内中央広場と行幸通りで開催した。

    同イベントは、都内各地で開催している東京都パラリンピック競技体験プログラム「NO LIMITS CHALLENGE」の特別版で、2016年の銀座、17年の上野公園に続く第3弾となる。

    銀座:「NO LIMITS SPECIAL GINZA & TOKYO」開催[2016.05.06]
    上野:人間はNO LIMITS! パラリンピック競技の体感イベント開催[2017.05.09]
     

    会場では、パラ競技のエキシビションマッチやアスリートのトークショー、東京大会で実施される全22競技の体験会・展示が行われ、大会パートナーのPRブースの出展もあり、連日にぎわいを見せた。

    6日には、「車いすバスケットボールSURPRISE! SHOW」と題して、アスリートによるパフォーマンスやトークショーが行われ、観客を楽しませた。また「ウィルチェアーラグビー日本代表壮行試合!」では、代表クラスの選手による本番さながらの激しいぶつかり合いに大きな歓声が上がった。

    同日、2日間のクロージングイベントとしてグランドフィナーレが実施され、小池百合子知事やJPCの鳥原光憲会長ら関係者、平昌パラリンピックのメダリストらアスリートが参加した。
    小池知事は「2020年の東京パラリンピック開幕まで、あと842日となった。パラリンピックの成功なくして、大会の成功なし。皆さんにもパラ競技に興味を持ってもらい、試して、好きになって、応援してほしい。都としても、誰もが暮らしやすい街になるよう努力する。力を合わせて大会を成功させましょう」とあいさつした。
    また、自身の「パラスポーツパスポート」(体験会の参加者に体験した競技のスタンプを押すスタンプ帳)を示し、「今日は、これに三つのスタンプを追加したい」と意気込んだ。
    平昌大会のメダリストは、メダルを獲得した時の喜びや、次回の北京冬季大会への決意を語った。5個のメダルを掛けた村岡桃佳選手(アルペンスキー)は「重くて、首にはよくないかもしれない」と笑わせ、成田緑夢選手(スノーボード)は「まだ種目は未定だが、東京大会にも出場したい」と発表し、会場を驚かせた。

    その後、ゴールボールや陸上競技、パワーリフティングのエキシビションと体験が行われた。小池知事も、アイシェードを付けてのゴールボールの投球や、陸上競技用のスポーツ義足を装着しての歩行、パワーリフティングのバーの持ち上げを体験。
    最後に「皇居へ続く道で、素晴らしいイベントができたことに感謝する。東京大会が、アスリートには“いい記録”になり、都民・国民には“いい記憶”になりますように」とメッセージを述べた。

    イベント公式サイト:
    http://no-limits.tokyo/nls_tokyo/