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東京2020マスコット
「ミライトワ」「ソメイティ」デビュー!

2018/07/23

    東京2020組織委と東京都は7月22日、東京オリンピック・パラリンピック公式マスコットのデビューイベントを、千代田区の東京ミッドタウン日比谷で開催した。

    2017年8月に実施したマスコットデザインの一般公募には、幅広い世代から2000件を超える応募があり、最終候補3案の中から全国の小学生がクラス単位で行う投票で決定された。
    特別支援学校や海外の日本人学校も含めた約1万7000校/約20万6000クラスの投票で、18年2月28日に両大会のマスコットのデザイン案が決定後、その立体化やネーミングの発表が待たれていた。

    関連記事:東京2020マスコット「ア」案に決定! 次はネーミングに注目[2018.03.01]

     

     イベントには、競泳の瀬戸大也選手とパラカヌーの瀬立モニカ選手が駆け付け、マスコットの登場を待ち受けた。
    2人は、オリンピック・パラリンピックの特別感や高揚感について話しながら、「リオの表彰台ではマスコットがなかったので、東京大会ではもらいたい」「リオでマスコットと一緒に写真を撮ったのがうれしかった」など、マスコットへの思いを語った。
    ステージのバックパネルが開くと、2体のマスコットが千代田区の小学校児童6人と共に登場し、会場の子どもたちから歓声が起きた。
    組織委の森喜朗会長と小池百合子都知事は、会場の掛け声に合わせてマスコットのネームプレートを掲げ、オリンピックマスコットの名前は「ミライトワ」、パラリンピックは「ソメイティ」と発表した。ミライトワは、素晴らしい“未来”を“永遠(とわ)”にとの願いから、ソメイティは、桜を代表する「ソメイヨシノ」と力強いという意味の「so mighty」から命名された。
    森会長は「オリンピックで大切なことは、世界が平和であること。大会はアスリートだけのものではなく、マスコットも皆のものだ」と子どもらに語り、小池知事は「大会まで2年。マスコットは友人、仲間として大会を盛り上げる。マスコットと一緒に皆さんの力を貸してください」と呼び掛けた。

    ■「マスコットハウス」オープン

    マスコットの誕生に伴い、同日、東京ミッドタウン日比谷1階アトリウムには、三井不動産の協力で「東京2020マスコットハウス」がオープン(9月6日まで)。デビューイベントに続いてオープニングセレモニーが行われた。
    同ハウスでは、マスコットの公式ライセンス商品が購入できる他、マスコットと記念撮影ができたり、東京オリンピック・パラリンピックの新競技を体験しているかのような写真撮影ができるコーナーが設置されている。
    セレモニーでは、瀬戸・瀬立選手と児童2人がハウスの看板を除幕し、オープンを祝った。

    ■ マスコット水上パレード(写真=Tokyo 2020提供)

     日比谷でデビューを飾ったマスコットは同日、船に乗り込み浅草を出発。両国、豊洲、レインボーブリッジなどを経由して、お台場海浜公園まで水上パレードを実施した。船には空手の清水希容選手と、パラ陸上競技の芦田創選手が同乗。河岸に詰め掛けた観衆の歓声に答えながら、マスコットのデビューをアピールした。

    公式サイト:
    https://tokyo2020.org/jp/news/notice/20180722-01.html