日経平均株価に連動して味が変わるコーヒー。
コレド日本橋に期間限定スタンドが登場
2019/03/27
日本経済新聞社は3月25日、東京・中央区のコレド日本橋1階のエントランススペースに特設コーヒースタンドを開設し、日経平均株価に連動して味が変わるコーヒー「NIKKEI BLEND」を無料で提供している(午前9時~午後3時。3月29日まで)。日本経済を映す鏡といわれている日経平均をNIKKEI BLENDの味覚を通して実感し、より身近に感じてもらうことが目的。紙コップや広告には、「日経ARアプリ」をかざすと相場解説動画を視聴できる仕組みも取り入れ、同アプリの認知向上を図っている。
味やひき方の異なる5種類のコーヒー豆を備えた同スタンドには、日経平均株価のリアルタイムデータに応じ、独自のアルゴリズムでブレンドする特製のコーヒーマシンを設置。日経平均が前日終値より上がるほど苦味の強い濃い味を、逆に下がった場合は酸味が強く浅い味のコーヒーを抽出する。今年最大の下げ幅を記録した25日は“すっぱい”コーヒー、反発で始まった翌26日の朝は“苦味”のあるコーヒーを提供した。
味だけではなく、コーヒーを注ぐ容器にも株価に連動する工夫が凝らされている。紙コップには当日の日経朝刊1面の一部を掲載。さらにコップを覆うスリーブにはその時の日経平均の実数値と前日の終値、「NIKKEI BLEND」のロゴが印刷されており、そのマーカー部分を日経ARアプリで読み取ると、同社編集委員・鈴木亮氏の株式相場解説の動画や日経平均株価の詳細な情報が現れる。
企画実施に当たり同社は「日本経済の今をブレンドするコーヒー」をキャッチコピーに「NIKKEI BLEND」の全ページカラー広告を東京本社版朝刊に掲載。広告内のカップやロゴに日経ARアプリをかざすと、日経平均株価を構成する225銘柄の値動きや株式市場の解説動画を閲覧できる趣向で、認知拡大を図っている。
NIKKEI BLENDはSNSなどでも話題となり、連日、行列ができるほどのにぎわいを見せている。