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「5人制サッカー」スペシャル動画公開
イニエスタ選手が登場!

2019/08/16

    東京2020組織委は8月15日、大会ウェブサイトの「パラリンピック22競技特設ページ」(https://tokyo2020.org/jp/special/paralympicsportsvideo/)で、5人制サッカー(別名:ブラインドサッカー)を題材にした2分間のスペシャル動画「Experience the unbelievable」を公開した。(画像=ⓒ Tokyo 2020)

    組織委は、1年後に迫った東京パラリンピック開幕(8月25日)に合わせ、大会で実施される全22競技を紹介する特設ページを設置。パラ競技特有のルールやクラス分けなどの基本情報を踏まえながら、魅力や見どころ、活躍が期待される選手の声を紹介している。

    今回のスペシャル動画には、5人制サッカーの川村怜選手ら日本代表選手と共に、サッカーの世界的スタープレーヤーのアンドレス・イニエスタ選手(ヴィッセル神戸)が出演している。
    5人制サッカーは、視覚障がいの選手を対象にした競技で、1チームは4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパー(視覚障がいがないか弱視の選手)で構成される。フィールドプレーヤーは、障がいの差をなくすためにアイマスクを着用。チームには、“ガイド”と呼ばれるメンバーがいて、相手ゴールの裏から、ゴールまでの距離や角度などの情報を声や音でプレーヤーに伝える。
    使用するボールには鉛が仕込まれていて、転がると“シャカシャカ”と音がする。選手はその音やガイドの情報を頼りにプレーするが、パラスポーツとは思えない、激しくスピーディーな試合が展開される。

    スペシャル動画では、選手の掛け声が交錯する中、巧みなドリブルからのシュートやボールの奪い合い、ヒールパス、キーパのセーブなど緊迫した試合を見せる。 あるプレーヤーが得点した選手に声を掛けるべくアイマスクを取ると、その正体はイニエスタ選手だったと分かる演出だ。イニエスタ選手は、ゴールを決めた選手に「Incredible!(まいったね!)」と驚きの声を上げる。

    川村選手はイニエスタ選手との共演に「夢のようだ。話を聞いた時は信じられなかった」と喜び、プレーを終えたイニエスタ選手は「彼らがどれほどすごいことをしているか、よく分かった。東京大会での幸運を祈るとともに、試合をぜひ観戦したい」と話した。