2020年「ドバイ万博」
“日本館PRアンバサダー”に関ジャニ∞らを任命
2019/12/13
政府は「2020年ドバイ国際博覧会」(ドバイ万博、2020年10月20日~21年4月10日)への日本館出展(幹事省=経済産業省 副幹事省=総務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省 参加機関=日本貿易振興機構)に向け準備を進める中、会期中に現地で開催される「ジャパンデー」(各国の参加をたたえるナショナルデー)1年前に当たる12月12日、東京・千代田区の経済産業省で、記者発表を行った。
ドバイ万博は、登録博としては中東およびアフリカ地域で初開催になる国際博覧会。アラブ首長国連邦(UAE)建国50周年を前に、同国のドバイで開催される。テーマは、「Connecting Minds, Creating the Future」(心をつなぎ、未来を創る)で、438ヘクタールの広大な会場に、世界192カ国が参加を表明。入場者は約2500万人を想定している。
当日政府は、カリド・アルアメリ駐日UAE大使も来場する中で、「ドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー」を任命。シンガー・ソングライターの嘉門タツオさん、アイドルグループの関ジャニ∞、宇宙飛行士の山崎直子さん、女優の若月佑美さん、東海大付属高輪台高校UAE留学生4人の他、人気コンテンツ「ポケットモンスター」「ガンダム」の7組14人を発表し、梶山弘志経済産業相が任命状を手渡した。
アンバサダーは、ドバイ万博と日本館をPRするとともに、両国の懸け橋になる存在を担う。関ジャニ∞の村上信五さんは「25年には大阪万博開催というご縁もある。ぜひ尽力させていただきたい」と意気込み、ピカチュウも「精いっぱい頑張りたい」と愛らしくコメントした。
梶山経産相は「日本館への多様な来場者が、万博のテーマを実体験できる場となるよう準備していきたい。また、ドバイ万博は、日本が次期ホスト国として各国に参加招請を行う絶好の機会だ」と述べた。
政府代表の中村富安氏は「ドバイ万博で、日本は技術や人、アイデアの出会いをつくり、それらを融合することでよりよい未来のアクションを生み出していく」とコメント。副代表の東哲也氏は日本館の最新情報を報告するとともに、ジャパンデーに向け「さまざまなイベントで盛り上げていきたい」と語った。
日本館公式サイトでは、同館の建築などの最新情報や、国内外で開催する主催イベントの情報を公開している。
また同日から、日本館を応援する「ドバイ万博日本館サポーター」の一般募集も開始した。登録用メールアドレス(supporter@expo2020.jp)に「件名・本文なし」のEメールを送信するだけで登録できる。登録者には、今後日本館主催イベントの優先案内や、各種キャンペーンの情報が送られる。