「アートシンキング未知の領域が生まれるビジネス思考術」発売
2020/02/20
ハーパーコリンズ・ジャパンから2月20日、ビジネス書『アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術』(エイミー・ウィテカー著・電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター編)が発売された。
MBA(経営学修士)であり、MFA(美術学修士)でもある著者のエイミー・ウィテカー氏は「Art Thinking (アートシンキング)」=「成果や評価、環境、才能、失敗、リスクというビジネスの実質的な限界を飛び越える“アーティスト的思考法”」が重要であると説く。ビジネス的思考が成果や結果を重視するのに対し、アーティスト的思考はその過程を重視する。そして“過程を無視しては結果を得ることができない”という考えの下、常に効率化を目指すビジネス的な思考から抜け出し、日常の中に創造的な思考に充てる「余白」時間を作ることの大切さを強調している。実際、3M、グーグル、ピクサー、ワービーパーカーなど世界的企業の成長の秘訣はアートシンキングの実践にあったという。
本書では分野を超えたさまざまな事例をもとに「アートシンキング」の問いから実践までを紹介している。また「日本版特別コンテンツ」として山口周氏の前書きをはじめ、ビジネスシーンをリードする日本人識者7人による興味深いアートシンキングの事例も掲載している。
【本書の内容】
『アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術』
エイミー・ウィテカー[著] 不二淑子[訳]
電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター(編)
3Mのポストイット、Gメール、ピクサーアニメ、
0–1を生むアート思考とは、ひらめきが宿る「余白」を創出することである。
MBA(経営学修士)とMFA(美術学修士)をもつアートシンキングの第一人者が贈る、いまもっとも読んでおきたいビジネス書の1冊。
『「アート的な思考をビジネスに盛り込む」ための具体的なヒントが、ぎっしりと詰まっています』
山崎直子(宇宙飛行士)竹林一(オムロン)臼井重雄(パナソニック)ほか日本発の7事例も収録!
アートシンキングとは
▼ そもそも「これは実現可能か?」という問いを発すること
▼ 今いるA地点から、未知のB地点を作り出すこと
▼ 専門分野にとどまらず、広角レンズで世の中を見ること
▼ 失敗しても大丈夫と自分に「失敗許可証」を与えること
▼ 不安や孤独の中においても自分自身を心から信頼すること
▼ マネジャーは「案内人」「同志」「プロデューサー」になること
▼ 創造的スペース=「余白」を自分の中につくること
(本書より)
【著者紹介】
著者: エイミー・ウィテカー (AMY WHITAKER)
イェール大学でMBA(経営学修士)を、ロンドン大学スレードアートスクールで絵画のMFA(美術学修士)を取得。グッゲンハイム美術館、MoMA、テート美術館など主要なアート施設に勤務してキャリアを積み、ニューヨークの現代美術館であるニュー・ミュージアムのアーティスト養成所や数々の美術大学で経営学を教えた。TEDフェロープログラムのメンターを務めたこともある。ロウワーマンハッタン文化協議会よりサラ・ベルドーネ作家賞を受賞。現在、ニューヨーク大学美術学部で助教授を務める。