メセナアワード2022贈呈式が開催
~凸版印刷「可能性アートプロジェクト」に大賞
2022/12/06
企業メセナ協議会は11月24日(木)、「メセナアワード2022」贈呈式を東京・港区のスパイラルホールで開催した。同アワードは、芸術・文化を通じた社会創造の観点から特に優れた企業活動を顕彰している。今年は6 件(「大賞」1件、「優秀賞」5件)を選出した。
大賞は、凸版印刷の「可能性アートプロジェクト」が受賞。本プロジェクトは、障がいのあるアーティストの方々が「無限の可能性・才能」をテーマに描いた「可能性アート」作品を、凸版の技術を使ってデジタルリトグラフとし、社屋やメタバース空間で展示。また、事業活動に活用してアート使用料を分配することでアーティスト支援を行っている。独自の技術で障がいのあるアーティストの作品に付加価値をつけ、障がい者の自立支援と事業活動を両立する仕組みを構築、社員の人財育成にもつなげている点が評価された。
受賞を受け、代表取締役副社長執行役員 大久保 伸一氏は「一人一人の可能性は無限であり、その無限の可能性が花開くことのお手伝いをできることは、社員一同この上ない喜びです。受賞は社員一同、関係各位の励みとなります。」と喜びを語った。
贈呈式では、企業メセナ協議会の髙嶋達佳会長のあいさつ、各企業担当者による受賞活動紹介などに続いて、優秀賞、メセナ大賞が授与された。
優秀賞は以下の通り。
●優秀賞
・すごいやん!この空間賞:おおさか創造千島財団
MASK ―見せる収蔵庫―の運営
・DXみとくんなはれ賞:サントリーホールディングス/サントリー芸術財団
「デジタルサントリーホール」、「まるごといちにち こどもびじゅつかん! オンライン」を中心とするサントリーホール・サントリー美術館のDX推進
・明日のキース・へリング賞:シミックホールディングス
中村キース・ヘリング美術館 国際児童絵画コンクール
・美を建て文化を築くで賞:竹中工務店/ギャラリー エー クワッド
建築・愉しむをコンセプトに次世代へ継承する本質的な美を探索する
・未来を歌って踊りま賞:日本カバヤ・オハヨーホールディングス
岡山子ども未来ミュージカル「ハロルド!」
受賞リストおよび活動の詳細はこちら 。
企業メセナ協議会ウェブサイト:
http://www.mecenat.or.jp/ja/