ポストCookie時代のデジタル広告。未来を見据えて、今すべきアプローチ(前編)
近年中の廃止が決定しているGoogle社のブラウザ「Google Chrome」における、「サードパーティクッキー(3rd Party Cookie)」。Webサイトをまたいでユーザーの閲覧履歴などを共有できるサードパーティクッキーですが、個人情報保護の観点から規制や廃止の動きが強まっています。
日本のインターネットユーザーは半分以上の時間をオープンインターネットに費やしているとも言われていることから、今回の廃止が一部Cookie依存のデジタル広告などに影響する懸念もあり、Cookieに依存しない広告の在り方が模索されています。そこで今回、株式会社 電通 データ・テクノロジーセンターの渡邊涼太氏が、デジタル広告を扱う電通の連携パートナー4社に、これらの対応策やソリューションなどを前後編でお伺いします。
前編はOCEAN’S株式会社の菅原洋介氏、GumGum Japan株式会社(以下、GumGum)の土居博通氏をゲストに、日頃よりさまざまなマーケティング課題に向き合う株式会社電通デジタルの青木亮氏も交えて、最新の動向に迫ります。
2025年以降、Google Chromeでサードパーティクッキーが段階的廃止に

ユーザーに親和性の高い広告が配信できるGumGumのPDCAサイクル

GA/AA連携でユーザーの行動をより深く分析する「Native Ocean」

各社の強みを生かし、クライアントの本質的な課題に寄り添うソリューションを


「Google Chrome」でのサードパーティクッキー廃止が目前に迫る中、電通グループはパートナー企業と協力しながら、これからのデジタルマーケティングに欠かせないソリューションを提供していきます。
※1 企業が自社のサイトやアプリ上で独自に収集したユーザーデータ
※2 Demand Side Platformの略。広告主が広告効果を最大化するためのツール
※3 Application Programming Interfaceの略。異なるシステムやアプリケーション間でデータを連携し、利用できる機能を拡張する仕組み
※掲載されている情報は公開時のものです
この記事は参考になりましたか?
著者

渡邊 涼太
株式会社 電通
データ・テクノロジー・センター
プランナー
国内外の有望な新興デジタルテクノロジーの日本における事業開発支援を通じたアクセラレーション・プロジェクトを推進。同プロジェクトを通じ、グループ全体のケイパビリティの向上に向け各所と強いネットワークを獲得。グローバルのマーケティングトレンドに関する知見のみならず、クライアント企業の最適なマーケティングの設計・提案も担当。

土居 博通
GumGum Japan
セールスディレクター
新卒で大手携帯キャリアに入社しカメラ系家電量販店営業を担当する。ウェブ業界へ転身の後、大手金融グループでの広告/個人投資家向けイベントの企画営業を経験。その後大手広告会社グループに転職し、オペレーション、ウェブ解析からメディア開発など多岐にわたる業務を担当した。2019年7月よりGumGumへ参画。現在はセールスディレクターとして大手広告代理店グループを担当するとともに、新規プロダクトの企画・開発に従事している。

青木 亮
株式会社 電通デジタル
Deputy Managing Director, Dentsu Digital Global Center Manager, Media Business Promotion Group, Platform Division
飲料メーカーの営業職でキャリアをスタート。その後、渡米しデジタルマーケティング業界に転身。帰国後、Caratでオフラインを含む包括的なメディア関連業務に従事。株式会社電通デジタルへ籍を移した後も、一貫してグローバルアカウントマネジメントに携わり、現職に至る。部門長補佐として自組織を率いながら、電通デジタル プラットフォーム部門、電通ジャパン・インターナショナルブランズ統合ソリューション室と電通イノベーションイニシアティブConnectを兼務し、グローバルプラットフォーマーのR&Dを推進中。

菅原 洋介
OCEAN’S株式会社
General Manager
日本ロレアル株式会社、Sansan株式会社、GumGum Japan株式会社等を経て、2022年7月にDASグループに参画。現在はOCEAN'S株式会社のゼネラルマネージャーとして多種多様な業界経験を強みにビジネス開発・顧客開拓に従事。日々進化する最先端のソリューションと日本マーケットとのマッチングを支援。


