「ワールド・マーケティング・サミット・ジャパン2014」東京での初開催決定
2014/06/04
ワールド・マーケティング・サミット・ジャパンカウンシルは5月26日、東京・千代田区のアルカディア市ケ谷で記者発表会を行い、1000人規模のマーケティング国際会議「ワールド・マーケティング・サミット(WMS)ジャパン2014」 を9月24、25の両日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催すると発表した。東京での開催は初めて。
WMSは2010年、「現代マーケティングの父」、米ノースウエスタン大ケロッグ経営大学院のフィリップ・コトラー教授が設立。「新しい現実におけるマーケティング」をテーマに、世界各国・地域の国際機関、行政、企業、研究者などが参加し、社会的な課題の持続可能な解決にマーケティングの視点から取り組んでいる。全世界でマーケティングを企業経営のツールというレベルから、社会的責任に優れた企業戦略へ進化させるというビジョンを持つ。13年には、マレーシアのクアラルンプールで行われ、4000人以上が参加した。
WMSジャパンでは、「デジタル時代における新しいマーケティングパラダイム」をテーマに、コトラー教授、カリフォルニア大バークレー校ビジネススクールのデービッド・アーカー名誉教授、ライズ&ライズ共同経営者のアル・ライズ氏とローラ・ライズ氏、ノースウエスタン大ケロッグ経営大学院のドン・シュルツ名誉教授ら、マーケケティングの第一人者二十数人が講師を務める。また、日本を代表する経営者やマーケティング学者も招き、社会や経済の発展を促すマーケティングの活用について議論する。日本マーケティング協会が主催、スイスのビジネススクールIMDと早稲田大ビジネススクールがナレッジパートナーを務める。
発表会ではコトラー教授がビデオレターを寄せ、次のように参加を呼び掛けた。
「WMSの目的はマーケティングを企業の一部門の仕事から、より良き社会をつくる戦略的な力にしていくことだ。ビジネス界、非営利組織、政府機関などからベストの頭脳が結集する。私たちは、イノベーションとマーケティングが市場成長を実現する二つの必須要素だと信じている。日本は1900年代の後半、世界に向けて廉価で良質の製品を提供する熟達したマーケターだった。そこには勝利の方程式があった。日本はイノベーションとマーケティングを追求することで再び熟達したマーケターになれる。今日、日本はさらなる成長への可能性を秘めている。未来の世代にとってこの世界がより良き場になるよう、WMSに参加し、必須のイノベーションとマーケティングの新しいアイデアを学んでほしい」
WMSジャパンの詳細や申込みは、公式サイトで
http://www.worldmarketingsummit.jp/
関連記事:
「ワールド・マーケティング・サミット・ジャパン2014」東京で延べ2500人規模で初開催[2014.09.29]