チリ発★「死のグループ」チリ代表に「奇跡の生還」鉱山労働者たちがエール
2014/06/09
2010年のチリ・コピアポ鉱山落盤事故では、地下に閉じ込められた33人の労働者が69日後に全員救出され、世界を感動の渦に巻き込んだ。今、奇跡的な生還を果たした鉱山労働者たちが出演するCMが、再び大きな話題となっている。
FIFAワールドカップ・チリ代表チームの公式スポンサーであるチリ銀行のCMで、鉱山を思わせる荒涼とした大地に勢ぞろいする労働者たち。列の前に出て声を張り上げるのは、当時救出されるや地下の鉱石を大統領らに配るなどユーモア溢れる行動で一躍人気者になったマリオ・セプルベダ氏だ。強豪がひしめく「死のグループ」に入ってしまったチリ代表に「スペインが、オランダが手ごわいだって? 死のグループが何だ。チリはかつて死を打ち負かした」「チリに不可能はないことを世界に見せよう」とエールを送る。そして労働者たちは「奇跡の生還」の証人である大地の土をすくい取る。希望と勇気の象徴として、チリ代表にブラジルに持って行ってもらうために。