電通でいちばん通勤に時間がかかる男

デジタルときどきグローバル №1

  • 佐々木 康晴

2013/01/10

電通でいちばん通勤に時間がかかる男

こんにちは、佐々木康晴と申します。2011年9月から、ニューヨークのDentsu Networkで働いています。

赴任当時は席がなかったりして、ご心配をおかけしました。おかげさまですぐ席はもらえたんですが・・・

その後「佐々木、席ないんだってよ」という情報が東京を一人歩きしたせいか、この2012年10月から、東京のオフィスに、もうひとつ席ができてしまいました。

日本に出勤中。たぶんこのへんに旅のわくわく感を 落としちゃったと思うんですが・・・。見つからない・・・。
日本に出勤中。たぶんこのへんに旅のわくわく感を 落としちゃったと思うんですが・・・。見つからない・・・。

要するに、今はニューヨークに住んで、ニューヨークのオフィスで業務をしているのですが、なんと東京のオフィスにも出勤しなければいけない状態。ニューヨークのボロアパートからJFK空港まで1時間、空港で2時間待って、フライトが14時間、成田での入国手続きから汐留までざっと2時間。家からオフィスまで19時間。たぶん社でいちばん通勤に時間がかかる男、のはずです。
なんでこんなことになっちまったのか・・・。それは実は佐々木のミッションのせい。

もともと僕は「日本のすてきなデジタルクリエーティブを、世界に輸出する」というミッションで赴任させてもらいました。しかし輸出するには「すてきなデジタルクリエーティブ」という商品を用意する必要があるわけで。みんなが日本で一生懸命つくっているそれを、ニューヨークでただノホホンと待ってたらいかん。ステーキばかり食ってたらいかん。佐々木お前自分でもやれ、と。

だから、東京で自分でも何かつくって、それを海外に持っていく、いわば行商人みたいな仕事が新たに始まったというわけなんです。

もちろん、毎日通うのは現代の科学では無理。無駄な行き来も避けていますが、どうしても月に1度位は往復しないといけなくて。時差とかもつらいですが、それより悲しいのが、僕の中の「旅情」がどこかに行ってしまったことでしょうか・・・。空港に行ってもときめかない。出入国も地下鉄の自動改札を通るような気分。旅のわくわく感を、ベーリング海あたりに落としてしまったみたいです。

でも、14時間飛行機にカンヅメになって企画するのは、嫌いじゃない。それに、ニューヨークと東京の新鮮な情報を両方取れるのも、悪くない。なかなかハードですが、ちょっとがんばってみようと思います。そしてこのコラムで、グローバルとか、デジタルな話題をご紹介できればと思っています。
みなさま、よろしくお願い申しあげます!