成田国際空港
日本を離れる前に
「Kabuki」に触れてもらおう!
2015/03/31
成田国際空港は3月27日、第1旅客ターミナル中央ビル3階の出国手続き後エリア(南ウイング3階)に、歌舞伎に触れて楽しんでもらう体感型ギャラリー&ショップ「Kabuki Gate(カブキゲート)」(運営:NAAリテイリング)をオープンした。
同日開催されたオープン式典の冒頭、歌舞伎囃子方・田中流家元の田中傳左衛門さんにより“一番太鼓”が披露された。一番太鼓は劇場のオープンなどで、客の大入りを願い鳴らされるもので、時ならぬ「ドン、ドン、ドンと来い」のリズムが、国際色豊かな出発ロビーに響いた。
同空港の夏目誠社長は「松竹の全面的な監修により、日本の表玄関にふさわしい施設が完成した。特に海外からの旅行者に、日本が誇る伝統芸能の魅力・楽しさを味わってほしい」とあいさつした。松竹の迫本淳一社長は「歌舞伎は大衆芸能であり、さまざまな方が利用する空港と共通点がある。同空港とともに本物の歌舞伎を世界に発信していきたい」と話した。
ゲストの歌舞伎俳優・四代目 中村鴈治郎さんは「施設の内容が素晴らしい。日本をたつ前に歌舞伎を感じてもらい、次回の観劇につながれば何よりうれしい。歌舞伎が長く愛されるように願っている」と語った。
式典終了後、一般オープンされた同所は、早速多くの旅行客でにぎわった。