アドエージ誌によると、特に注目を集めたのは「本当の女の子らしさとは」を問い掛けたP&G の「Like a Girl」や、米カードストアAmerican Greetingsが母の日のキャンペーンに合わせて制作した「The World’s Toughest Job」(世界で一番大変な仕事)など。ウェビー賞のエグゼクティブディレクター、デービッド・マイケル・デービス氏は「どちらの作品もネット文化と密接に関わりながら、人々に深い感動を与えた。売り上げに貢献しただけでなく顧客にとって現実に存在する重要な課題に取り組んだ作品を顕彰できたことを誇りに思う」と語る。
その他話題となったのは、10を超える部門で受賞した講演会主催団体「TED」や、ウェブメディア「VICE」。筋萎縮性側索硬化症(ALS)協会に2億2000万㌦以上の寄付金を集めた「アイスバケツチャレンジ」と、SNSアプリ・SnapchatやVineで絶大な影響力を持つ“スーパーインフルエンサー” ジェローム・ジャール氏は、双方ともSpecial Achievement部門で受賞した。Breakout of the Year部門では出会い・交流アプリ「Tinder」が、Lifetime Achievement 部門ではWIRED誌を創刊したルイス・ロゼット氏とジェーン・メトカーフ氏が顕彰された。