出版社の宝島社は1月5日、新聞4紙に企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を掲載した。同社は1998年から、商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を発信したいと新聞広告を掲載している。過去の作品の多くは、広告電通賞をはじめ数々の新聞広告賞を受賞している。
今回のテーマは、「死について考えることで、どう生きるかを考える」。
日本の平均寿命は世界一で、いかに長く生きるかに注目が集まる中、いかに死ぬかという視点が抜け落ちているのではとの思いから制作された。広告は、いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであり、個人の考え方や死生観がもっと尊重されてもいいのではないかと問い掛ける。