米国発★放送業界の最高峰、エミー賞 広告部門ノミネート作品発表
2016/07/22
米放送業界での最高峰とされる、米テレビ芸術科学アカデミーが主催するエミー賞。その広告部門「Outstanding Commercial」のノミネート作品5点が発表された。(各画像をクリックすると、公式サイトで動画をご覧いただけます)
アドカウンシル「Love Has No Labels」(R/GA)
バレンタインデーに、街中に設置された大きなX線スクリーン。ディスプレーには、背後で抱き合ったり、手をとり合ったりする仲むつまじい様子が、骸骨の姿で映し出される。やがてスクリーンの裏から彼らが現れ、その正体が明かされると観客から歓声が上がる…。愛にはジェンダーも、国籍も、宗教も、障がいも、年齢も関係ないことを表現した。
ホンダ「Paper」(RPA)
世界的に注目を集める“ストップモーション・フィルム”クリエーター、PESのディレクションによる精工なペーパーワークで、1949年に初の2輪車をつくり始めて以来、ホンダが「夢」を実現してきた軌跡を象徴する。
ゲータレード「Dear Peyton」(TBWA/Chiat/Day, L.A.)
米フットボールのレジェンド、ペイトン・マニング選手の引退を記念して、恩師や家族、元チームメートなどが、かつてマニング選手から受け取った手紙を引用し、人生、そしてマニング選手との絆を振り返る。
Google「Year in Search 2015」(72andSunny)
「検索する言葉は、われわれが何者かを物語る」―「難民を救うにはどうしたよいか」「性同一障害は生まれつきか」「なぜキューバに禁輸措置が取られたのか」…。最も検索された言葉と共に、2015年のエポックメーキングな瞬間を、オリンピックメダリストで自身の性同一性障害を公表したケイトリン・ジェンナー氏のスピーチに乗せて振り返る。
スニッカーズ「Marilyn」(BBDO New York)
「おなかがすいている時、君は君じゃない」をタグラインに、ウィレム・デフォーがスニッカーズをかじった瞬間、マリリン・モンローに変身。スーパーボウルで放送され、話題となった。
グランプリは、9月17日の表彰式で発表される。