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東京2020マスコットデザイン公募開始! 選ぶのは全国の小学生

2017/08/02

    東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は8月1日、東京・台東区立蔵前小学校で、東京2020マスコットデザイン公募開始セレモニーを開催した。

    デザイン案の募集期間は同日から8月14日正午まで。審査会により3~4案程度を最終候補として選出し、その後12月から2018年1月まで全国の小学校でクラス単位の投票を行い、採用デザインを決定する。
    小学生の参加が重要になるため、この日は蔵前小の児童ら約200人が出席してのイベントになった。

    マスコットの審査会座長を務める文化庁の宮田亮平長官は「大会マスコットは、みんなが相談して決めたものになる。そんな重要な仕事を全国の小学校の皆さんにお願いしたい。一番すてきなものを選べるのは大人とは限らない」と呼び掛け、募集開始となる正午に合わせ銅鑼(どら)を鳴らした。イベントに参加した5年生は「今までになく、親しみやすいものにしたい」と話した。
    “大会の顔”となるマスコットは、さまざまなイベントに登場する他、世界から訪れる選手や旅行者を歓迎し、オリンピック・パラリンピックの精神を伝える役割を担う。審査のポイントとして「2020大会の方針を踏まえた表現がなされていること」に加えて、多くの人に愛され、東京や日本らしさを感じることができるものなどが挙げられている。

    応募資格は日本国籍で18歳以上であること。ただし、18歳未満でも条件を満たす代表者と一緒にグループとして応募することが可能で経験・受賞歴は問わない。結果は来年3月頃に公式サイトなどにて発表される予定。採用者には賞金100万円が贈呈され、開会式にも招待される。
    会場には元プロテニスプレーヤーでオリンピアンの杉山愛さんと、射撃のパラリンピアン・田口亜希さんも駆け付け、児童たちにオリンピック・パラリンピックの魅力や大会マスコットにまつわるエピソードを披露。また、チアリーダーとダンスチームがそれぞれの演技を披露し、セレモニーを盛り上げた。