東京都とニューヨーク市
観光PRパートナーシップを締結
2017/11/14
東京都は11月10日、ニューヨーク市観光局と観光PRパートナーシップを締結し、都庁で記者発表を行った。
都は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに訪都外国人旅行者の年間2500万人達成を、ニューヨーク市は今年約33万人の日本人旅行者を迎えることを目標としていることから、今回の合意に至った。
小池百合子知事は「ニューヨーク市は東京都にとって最初の姉妹都市。1960年に提携して以来、50年以上にわたりさまざまな交流を行っている。今回の取り組みは、より多くの旅行者を東京に誘致する上で大変有意義だ」とあいさつし「東京を訪れる海外の旅行者数はこの10年間で約2.7倍となり、2016年は1300万人を超えた。このパートナーシップで相互に旅行者が増えてほしい」と述べた。
ニューヨーク市観光局プレジデント兼CEOのフレッド・ディクソン氏は、同市のツーリズムプログラムと最新情報を紹介しながら「今回、この協定を結ぶことができてうれしい。それぞれ観光を拡大するだけでなく、お互いの文化をかけ合わせることでさらに多くの効果があるだろう」とコメントした。
続いてディクソン氏は、東京都産業労働局の藤田裕司局長と共にパートナーシップ締結の協定書に署名を行った。
この締結を記念し、東京都のランドマークである東京タワーは同日の日没から午後11時まで、同じくニューヨーク市のランドマークであるエンパイア・ステート・ビルディングは翌午前2時(現地時間)まで、それぞれライトアップされた。
会場では、「ニューヨーク市の観光マーケティング」をテーマとしたパネルディスカッションも行われた。モデレーターは、旅行先としての東京のブランディングを行う会議で座長を務めた明治学院大の池尾恭一教授。ニューヨーク市観光局グローバル復興担当マネージングディレクターのマキコ・マツダ・ヒーリー氏と東京都産業労働局観光部振興課の前田千歳課長と3人で、ニューヨーク市での取り組みや同市から見た東京について意見を交換した。
公式サイト:
http://www.seisakukikaku.metro.tokyo.jp/gaimubu/output/index.html