全国の小学生が選ぶ!
東京2020大会マスコット候補案発表
2017/12/08
東京2020組織委員会は12月7日、東京・渋谷区の区立加計塚小学校で、東京オリンピック・パラリンピック大会のマスコットの最終候補発表会を開催した。
マスコットデザインは、8月に一般公募を受け付けた後、審査会などを経て、今回発表された最終候補3案まで絞り込んだ。この3案について全国の小学生がクラス単位で投票を行い、最終デザインが決定する。
マスコット審査会の宮田亮平座長(文化庁長官)は「およそ1年に及んだ作業を経て、皆さんに候補案を披露できる日が来た」と話し、これまでの選考プロセスを紹介する映像を上映。デザインの公募には、10~80歳代の幅広い世代から、2042件の応募があったと明かした。同審査会のメンバーで、タレントの中川翔子さんは「発表の瞬間を迎え、ドキドキしている」と興奮を隠せない様子。
発表では、中川さんと会場の体育館に集まった同小の4、5年生116人が元気な声でカウントダウン。「オープン!」の掛け声で候補3案(オリンピックマスコット、パラリンピックマスコットで一対)が初公開された。
候補作は、近未来的な世界観を表現したものや、神社の狛犬、タヌキを基にしたものなど、愛らしいデザインがそろった。児童は候補作について「兄弟みたい」「ガッツポーズがキマってる」「笑顔が優しい」などと感想を述べ、早くも投票への意欲を見せた。
宮田座長は「マスコットを決めるのは、あなたたちだ!」、中川さんは「マスコット大国の日本は世界中から注目されている。この中から金メダルを決めてください」と呼び掛けた。
今後、2018年2月22日まで小学生からの投票を受け付け、2月28日に決定案を発表。その後にネーミング選定が行われ、7~8月に正式発表される予定だ。アニメや着ぐるみなどにも展開され、大会のシンボルとして活躍する。
マスコット公式サイト: https://tokyo2020.jp/jp/special/mascot/