ソチでの冬季オリンピック開幕を控えたロシアで、ある条件をクリアすれば地下鉄の運賃が無料になる­­、という一風変わったキャンペーンが展開された。

同キャンペーンは、券売機の横に専用測定機を設置し、2分以内に30回スクワットができれば地下鉄の乗車券（1枚30ルーブル、約94円）を無料で提供するというもの。11月8日から約1カ月にわたり、モスクワ西部のビスタボチナヤ駅で行われた。
ロシア・オリンピック委員会によるスポーツ推進のためのプロジェクト「Olympic Changes」（オリンピックがもたらす変化）の一環で、モスクワ当局と共同で実施。「オリンピックが観戦するだけの競技会ではなく、日常的にスポーツにいそしむきっかけにもなることを示したい」という同委員会は、スポーツを日常生活に取り入れるためのアイデアを公募。バスのつり革を「運動用」に変えたり、携帯電話を充電できるエアロバイクを路上に設置したりするなど、さまざまな企画を実施している。