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2018年TCC賞授賞式 「いい作品には世界を動かす力がある」と広告主も語る

    2018/10/31

    2018年TCC賞授賞式
    「いい作品には世界を動かす力がある」と広告主も語る

    東京コピーライターズクラブ(TCC)は10月26日、2018年度TCC賞授賞式を、東京・千代田区のホテルニューオータニで開催した。TCCグランプリの博報堂・井村光明氏、最高新人賞の博報堂・坂本美慧氏をはじめ、グランプリ 1作品、TCC賞 14作品、審査委員長賞3作品に加え、最高新人賞1名、新人賞25名の受賞者が表彰された。

    受賞作品、受賞者の一覧はこちら(TCC公式サイト)

    受賞者ら

    冒頭、審査委員長の澤本嘉光氏(電通)が講評を行った。「今年は各審査員に『好きなものを選ぶ』という基準で、選考してもらった。だから受賞作品は皆が好きだと思ったものの結晶。また、今年は新人賞に良いコピーがあると感じた。実際、審査委員長賞も3作品中2作品は新人賞を同時受賞しているものだ」と振り返った。

    審査委員長の澤本嘉光氏(電通)

    「広告を魅力的な存在にしたい、という思いがある。自分も、かっこいい人間になりたいと思って広告の仕事を始めた。今回の受賞作品や受賞者を見て、広告ってかっこいい仕事なんだと多くの人に思ってもらいたいし、そういう作品やクリエーターを選べるように、来年以降も頑張りたい」と語った。

    TCCグランプリの井村氏の作品「『ちーちゃんは長いのが好きなんだね。』 LONG LONG MAN~」は長く、裂いて食べるグミの商品特性を、小澤征悦さんを起用してコミカルに表現した30秒のウェブ動画11本。上映されると、会場は笑いの渦にのみ込まれた。

    UHA味覚糖の山田泰正社長

    同作の広告主である、UHA味覚糖の山田泰正社長は、「この作品は井村さんからの自主提案でできた。多くのお客さんが商品で遊んでくれていることを知り、この動画を提案してくれた。細部までこだわりを持った井村さんの姿勢に感動した。商品は海外でも評判が高まっており、中国でもこの動画がたくさん再生されて、『この商品へのニーズがすごく高い、販売させてくれないか』と問い合わせもあった。いい作品には世界を動かす力があるのだと実感した」と話し、会場から拍手が起こった。

    最高新人賞を受賞した博報堂・坂本美慧氏

    最高新人賞を受賞した坂本氏は「私は、広島カープの大ファンでTCCグランプリの井村さんもカープファン。3連覇を成し遂げた素晴らしい年に、カープにゆかりのある作品で、最高新人賞を頂けてうれしい。ゼクシィのコピーは、クライアントとの会話から着想を得たもの。メインコピーライターを初めて務めたこの作品で受賞できて光栄に思う」と語った。

    TCCグランプリを受賞した博報堂・井村光明氏

    TCCグランプリの井村氏は「プレゼン後長い沈黙の末、社長が『うれしいですよ』とおっしゃった。『いいですね』や『面白い』と言っていただいたことはあっても、うれしいという言葉をもらえたのは初めて。よく通ったね、と言われる企画で、自分もそう感じるが、社長にうれしいと言っていただけたのがうれしくて、つい細部まで粘ってしまった」とコメントし、会場の笑いを誘った。

    司会は、電通の日下慶太さんと池永由宇さんが務めた。

    今回の受賞作品は『コピー年鑑2018』(宣伝会議)としてまとめられ、11月12日に発売される。式の後にはこの発刊記念パーティーが華やかに行われ、受賞者らが杯を交わした。

    公式サイト:https://www.tcc.gr.jp/