HaHaHa Osaka Creativity Awards 最終審査会&受賞パーティー開催
2019/01/22
大阪広告協会は1月17日、第1回「HaHaHa Osaka Creativity Awards」(ハーハーハーおおさかクリエイティビティアワード)の最終審査会と受賞パーティーを、大阪市中央区の味園ユニバースで開催した。
最終審査会では審査委員長の茂木健一郎氏(脳科学者)をはじめ、酒井藍氏(吉本新喜劇座長)、中島信也氏(東北新社取締役)、西田二郎氏(讀賣テレビプロデューサー)、はあちゅうさん(作家・ブロガー)ら各審査員が、ファイナリスト(一次審査通過者)を前に、テレビ/ ウェブCM部門10作品、ラジオ・音声部門5作品、長尺動画部門10作品の計25作品を鑑賞。各作品には1人につき5点満点で、点数を付けた。
審査は終始、熱気に包まれた雰囲気の中行われた。予算の高低、映像・音声・サイネージなどが交じり合った作品の中で評価する、いわば“異種格闘技戦”のような形式。茂木氏は「評価軸がたくさんあって大変」としながらも、審査員は皆ユニークな各作品に見入っていた。
各作品の発表を終えた後、最も“ハッ”と驚かせた作品に「Ha賞」が、最も“ハハー”と感心させた作品、うならせた作品に「HaHa賞」が、最も“ハハハ”と笑わせた作品に「HaHaHa賞」を授与。受賞者にはトロフィーと副賞の賞金8万8888円が贈られた。
さらに、それらに該当しなかったものの審査員が賞を授与したいと思った作品には「特別賞」が贈られた。受賞作は以下の通り。
◆Ha賞…MBSラジオ番組「茶屋町ストーリーバー」(毎日放送)
◆HaHa賞…(シングルCD)ベボガ「4文字メロディー」[アイドルのMVを広告枠に!? ベボガ「4文字メロディー」37社の広告入りMV](電通)
◆HaHaHa賞…江崎グリコ アーモンドピーク「マイクロズボラ」(電通)
◆特別賞…南都銀行「遺言信託」[「南都家の一族」ティザー編&本編](博報堂)/超スーパー地下アイドル「GINZAN BOYZ」[(第1弾MV)ギンギラ銀山パラダイス-GGGZPDS-](電通)
その後、総合的な視点から最も優れていると評価された「HaHaHaグランプリ」が決定。ハウス食品のウェブ動画企業広告「カモン、カレー! カレーのない、世界なんて。」(博報堂)がグランプリに選出された。
同作は、カレーのない世界の無気力な雰囲気と、カレーがよみがえった世界での人々の喜びをコミカルに表現した動画広告。審査委員長の茂木氏は「演出と商品への訴求がマッチしている完成度の高い作品で、第1回のグランプリにふさわしい」と語った。
記念すべき第1回の審査を終え、中島氏は「今までにないようなことを広告主と一緒になってやろうという情熱がどれだけにじみ出るか、それが『HaHaHa』の全てだと思う」、はあちゅうさんは「審査が楽しかった。新鮮な気持ちでCMに向き合えそうだ」、酒井氏は「作品が全て違う角度から刺さってきて、ただただ楽しかった」、茂木氏は「大阪ならではの発想の豊かさが生きていた」とコメント。西田氏も「来年はぜひとも『HaHaHa』受賞狙いで作品を作ってきていただきたい」と、第2回開催への期待を寄せた。
詳細は大阪広告協会ウェブサイト内で近日中に公開予定。