2019年度ADC賞が発表
2019/07/04
東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)は7月1日、2019年度ADC賞を発表した。ADC賞は、日本を代表するアートディレクター79人で構成されるクラブ全会員によって審査される広告賞で、今年の応募総数は約8500点。ADCグランプリ1作品、ADC会員賞1作品、ADC賞10作品、原弘賞1作品が決定した。受賞作品は、東京・中央区のギンザ・グラフィック・ギャラリー(会員作品)とクリエイションギャラリーG8(一般作品)で開催される「日本のアートディレクション展2019」(共に10月23日~11月16日)や長野、石川の各巡回展で展示される。
最高賞のADCグランプリには、井上嗣也氏(アートディレクター)、稲垣純氏(デザイナー)、吉田多麻希氏(フォトグラファー)、オノセイゲン氏(アーティスト)が手掛けた、COMME des GARÇONS「SEIGEN ONO」のポスター、ジェネラルグラフィックが選ばれた(写真)。
この他の受賞作品は以下の通り。(敬称略)
<ADC会員賞>
■D-BROS、津南醸造、アートフロントギャラリー「酔独楽」のジェネラルグラフィック、パッケージデザイン、環境空間、マーク&ロゴタイプ
植原亮輔(アートディレクター、クリエーティブディレクター)、渡邉良重(アートディレクター)、宮田識(クリエーティブディレクター)
*ADC制作者賞
遠藤知里(デザイナー)
<ADC賞>
■岡村印刷工業「興福寺中金堂落慶法要散華 まわり花」のジェネラルグラフィック
三澤遥(アートディレクター)
■三井住友カード「企業広告」のコマーシャルフィルム
永井聡(フィルムディレクター)、麻生哲朗(クリエーティブディレクター、プランナー、コピーライター)
■UTRECHT「光と図形」のポスター、ブック&エディトリアル
田部井美奈(アートディレクター)
■ギンザ・グラフィック・ギャラリー「続々 三澤 遥」の環境空間
三澤遥(アートディレクター)
■3cm market製作委員会「3cm market」のポスター、パッケージデザイン、マーク&ロゴタイプ
柴谷麻以(アートディレクター)、嶋野裕介(クリエーティブディレクター)
■本田技研工業「企業広告」のコマーシャルフィルム
戸田宏一郎(アートディレクター)、児玉裕一(フィルムディレクター)、鎌谷聡次郎(フィルムディレクター)、東畑幸多(クリエーティブディレクター、プランナー)、太田恵美(コピーライター)
■イッセイ ミヤケ「me ISSEY MIYAKE」のポスター、ジェネラルグラフィック
野間真吾(アートディレクター)
■NEUE DESIGN EXHIBITION PROJECT「髙田唯 北京展」のジェネラルグラフィック
髙田唯(アートディレクター)
■資生堂「Wording from Shinzo Fukuhara」の環境空間
丸橋桂(アートディレクター)、木村匡孝(エンジニア)
■Linne「LINNÉ LENS」のスマートフォンアプリ
三澤遥(アートディレクター)、杉本謙一(プランナー)、ヤン・ヒチャン(ディベロッパー)
<原弘賞>
■「Yohji Yamamoto hommage M.Cubisme / Mon cher Azzedine」のブック&エディトリアル
井上嗣也(アートディレクター)