loading...
MENU

2020年に向け、「ゴールボール」の国際大会を開催 新しい観戦スタイルをテスト

    2019/10/02

    2020年に向け、「ゴールボール」の国際大会を開催
    新しい観戦スタイルをテスト

    天皇陛下御即位記念「 2019ジャパンパラゴールボール競技大会」(主催=日本障がい者スポーツ協会〈JPSA〉 共催=日本ゴールボール協会〈JGBA〉)が9月28、29の両日、千葉市の幕張メッセで開催され、ブラジル(世界ランク3位)、アメリカ(同5位)、日本A(主力チーム、同4位)、日本Bの4チームが参加した。“ジャパンパラ”は、JPSAと各競技団体が共催して開催する、日本最高峰のパラスポーツ競技大会。
    幕張メッセは、2020年東京パラリンピックで同競技の本番会場になる。
    (画像=ⓒ フォート・キシモト)

    ゴールボールは、視覚障がい者による対戦型チームスポーツ。
    6人制バレーボールのコートと同じ広さのコートに、各チーム3人ずつが入り競技を行う。ボールを投げ合い相手ゴールに入ると1点。試合時間(前後半各12分)内に多く得点を挙げた方が勝利となる。試合は、 ボールを投げ、守り、目まぐるしく攻守が切り替わる。

     選手は、公平な条件で戦うために全員がアイシェードを着用。視覚による情報が一切遮断されるので、耳からの情報が頼りになる。そのため、使用するボールには鈴が入っている。選手はボールの音、相手選手の足音、チームメート間でのコミュニケーションなどの情報で状況を瞬時に判断してゴールを守り攻める。
    会場で実際に観戦すると、選手たちは本当に何も見えていないのかと思うほど、的確な動きでプレーすることに驚き、選手の研ぎ澄まされた感覚と身体能力を目の当たりにする。

     日本Aは、28日の予選リーグのブラジル戦に4対2で勝利。翌日のアメリカ戦にも4対1で勝ったが、決勝戦でアメリカに1対2で敗れ、惜しくも銀メダルとなった。
    日本Bは、3位決定戦でブラジルに0対3で敗れ4位だった。

    同大会でJGBAは、競技の新しい観戦スタイルをテストした。
    (画像提供=JGBA)

    一つは、コート上で発生している音を可視化する「Sound Visualize」。選手が聞き分けているボール音の微妙な強弱や音によるフェイントなどを映像化する。もう一つは、選手が聞いている音を観客も体験できる「Sound Realize」。“音による観戦”という他では得られない体験を提供し、選手になったような臨場感が味わえる。この取り組みには、Dentsu Lab Tokyo(http://dentsulab.tokyo/)が開発協力している。
    今回のテストは、当初メディア関係者向けに実施予定だったが、現場での評価が高かったため、一般来場者にも案内し、多くの子どもらも体験した。今後、観戦の魅力を高めるシステムとして期待される。

    JPSAゴールボールサイト:https://www.jsad.or.jp/japanpara/goalball/
    JGBA公式サイト:http://www.jgba.jp/