ビデオリサーチ調査 「 コロナ禍でテレビの見方はどう変わっているのか」
2020/04/24
ビデオリサーチは4月23日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、生活者の生活変化、テレビ視聴の状況を発表した。
4月7日に7都府県に発令された緊急事態宣言から2週間が経過し、その影響で生活者の行動やテレビ視聴はどのように変化してきているのか、その実態をインターネットによるアンケート調査、視聴率調査(関東地区)のデータで分析している。ここでは、テレビ視聴率を中心に紹介する。
(グラフ・表=ビデオリサーチ提供)
(参考)新型コロナウイルス影響調査概要
1.調査手法 インターネット調査
2. 調査エリア 首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県)
3. 調査サンプル数 1,500s ※性年代構成を人口構成に合わせて調査を実施。15才は高校生以上。
◇激変する生活とともに、大きく変化するテレビ視聴動向
(1) テレビにおける変化① :<関東地区 6-24時 総世帯視聴率(HUT)※ 2019年同時期と比較>
◇即時性が求められる情報源
現在、重視する情報源/最も重視する情報源
〇現在、最も重視する情報源は“テレビ”が最も高く、次いで“インターネットのニュース記事”となっている。現在の状況下では、情報をタイムリーに入手することが求められていると考えられる。
◇需要が高いコンテンツは「お笑い番組」「洋画」「アニメ」
現在、よく見る番組ジャンル/もっと見たい番組ジャンル
〇「よく見る番組ジャンル」では“ニュース・報道番組”が43.6%と最も高い。
〇「もっと見たい番組ジャンル」は、“お笑い番組”“洋画”“アニメ”が上位3項目となっている。
◇Afterコロナには「外食」「国内旅行」
同社は、「現在、私たちは戦後初めて“自由な行動を制限される事態”に直面していると言えます。“新型コロナウイルスに対する恐怖感”は6割近くに達しており、“行動の制限”や“予定・見通しが立たないこと”も悩み・ストレスとして上位にあげられています。
これまで普通に行動できた外食、国内旅行、友人・知人に会う、ショッピング、宴会・飲み会を“収束したら”と自然に任せるのではなく“収束させたら”と主体的に考え、感染拡大を防ぐための行動をとることが重要なのだと考えます」としている。
プレスリリース:https://www.videor.co.jp/press/2020/200423.html