飲食店支援サイト「さきめし」
サントリーが賛同し、新たな取り組みをスタート
2020/05/27
“新しい価値観”を世界に発信する会社 Gigi(福岡市・今井了介社長)は3月、昨今のコロナウイルス禍による営業自粛などで厳しい環境におかれている飲食店への支援を目的に、将来の飲食代を先払いする「さきめし」プロジェクトを開始した。
「さきめし」は、“アプリを通じて・人さまに・お食事をごちそうできる”サービスとして同社が展開する「ごちめし」の機能を使い、外出自粛などで今は行けないお気に入りの店に、食事代を先払いしておき、事態が落ち着いた後に食事に行こうという支援活動。
その後同プロジェクトは、活動に賛同したサントリーホールディングスからの支援資金拠出やウェブサイト開発、マーケティング活動についての支援を得て、5月25日から手数料無償化、寄付施策、サイトリニューアルなど、新たな取り組みを開始することになった。
Gigiでは「これにより、コロナウイルス禍鎮静後の営業通常化を待たずに、飲食店の手元に現金を迅速に届ける仕組みを強化し、政府・自治体による支援だけでなく、消費者主役の支援の輪を大きくしていきたい」としている。
支援は、「さきめし(および、ごちめし)」に登録している飲食店に、一律で現金の寄付を行うもので、サントリーの拠出金の一部と、5月25日から31日まで支援者から寄付を受け付け、その合計額を6月上旬に分配する予定だ。
支援者の「先払いチケット」購入時に発生する決済手数料をサントリーが負担することで無償化し、支援金がそのまま飲食店に届く仕組みになっている。無償化は25日から開始し、サントリーが拠出する寄付金とチケットの手数料負担額の合計が1億円に達するまで実施する。
現時点での登録店は、プロジェクト発表前は約2000店だったが、サントリーの国内営業網や公式SNS・アカウントなどの活用で、約7000店に増加しているという。
「さきめし」サイト:https://www.sakimeshi.com/