音楽ライブ配信時代、到来。「DENTSU音楽がかりONLINE」DEBUT!No.1
今、音楽が必要だ。ライブ配信の全てを請け負うチームが生まれたワケ
2021/01/29
<目次>
▼音楽がないという絶望を救ったのは、急速に成長した「オンラインライブ」だった
▼音楽がなきゃ生きていけない、そんなメンバーが自然と集まってきた
▼ステイホームの1年に花開いた多様なオンライン配信文化を、もっと育てていきたい!
音楽がないという絶望を救ったのは、急速に成長した「オンラインライブ」だった
歴史に刻まれるであろう2020年が終わり、2021年を迎えました。「今年こそ、いい年に」と、誰もがここまで本気で願う年始って、そうそうないのでは?
どうしてもネガティブなニュアンスで語られてしまいがちですが、2020年は本当に世の中のあらゆる物事が、良くも悪くも加速度的に変化した年でした。
音楽業界やイベント業界は、もっとも大きな打撃を受けた業界の一つです。
こんなときだからこそ、もっと音楽に癒やされたい、全てを忘れるくらいフェスで暴れたい。
そんな人はきっとたくさんいたに違いありませんが、ライブやフェスが開催できるはずもなく、私たちの周りでも多くの悲鳴が聞こえてきました。
「武道館のチケット、せっかくとれたのに…」
「フジロックなくなったら生きていけない…」
「ライブの準備をしたけどライブハウスが…」
フェスやライブなどの生きがいを奪われ、さらに鬱々としたステイホームな日々を送る人たち。
そしてもちろん、いつも音楽をつくり、届けてくれていた人たちのことが心配です。せっかく生み出したコンテンツをリアルでも発信していきたいアーティスト。経済的にも苦境が続くライブハウスやフェスの主催者、そしてライブイベントをなりわいにしている業界関係者…。
こうした状況で急速に発展したのが、「オンライン音楽ライブ」です。
海外の大物アーティストが豪邸でライブ配信するチャリティー系から、自宅でライトに弾き語り、SNSでオンラインセッションが広がっていくものまで、そのクオリティーや目的はいろいろですが、本当に多くのオンライン音楽ライブが行われた1年でした。
音楽がなきゃ生きていけない、そんなメンバーが自然と集まってきた
私たち電通社内の音楽ファンたちは、2020年の4月ごろから、そんなオンラインライブについて、定期的に情報交換するようになりました。
はじめは、あのライブがなくなった、この夏フェスも中止になった、みたいな愚痴や雑談が中心でした。しかし、徐々にあの人もオンラインライブをやるらしいとか、あのライブ配信はよかったねとか、あれはイマイチだったから、どうせやるならこういう演出にした方がいい、などなど。
もちろん、それもすべてオンラインでのやりとりですが、電通のクリエーティブ、コンテンツプロデューサー、テクニカルディレクターはじめ、公私ともに音楽なしでは生きていけないようなメンバーが集まって、事例や意見を交換し合っているうちに、かなりの量のインプットとアイデアが蓄積されていきました。
気がつけばそこは、それぞれが個別に受けた「音楽」に関する相談を持ち寄って、具体的なソリューションを好き勝手に提案していくような場になっていました。
そして、ごく自然な流れで、この情報交換とブレストを、具体的な支援や仕事にもつなげていく体系的で組織的なプロジェクトにしていこう、ということに。
こうして、音楽ライブ配信を全面的にサポートするユニット「DENTSU音楽がかりONLINE」が誕生しました。
ステイホームの1年に花開いた多様なオンライン配信文化を、もっと育てていきたい!
アーティストの音楽ライブ配信も、当初はリアル開催の断念などから、やむを得ず始めたケースが多かったはずですが、少しずつ、さまざまな工夫が凝らされるようになってきています。
「リアル開催ではいつもチケットがとれなかったのに、オンライン配信になって見られるようになった!」
「仕事が忙しくてライブに行けるか微妙だったけど、仕事もライブもリモートになったから、逆にオンラインで参加できた!」
「この間見たライブ配信で、VR空間での演出がすごかったので、あの人のライブもVRでやってほしい!」
そんな声もチラホラと聞かれるようになりました。私たちは、そこに音楽体験の価値を向上させる新たな可能性があるのではないか?と考えています。
オンラインライブはどこからでも発信でき、どこでも楽しむことができる。何十万人が同時視聴でき、キャパシティーに上限はない。ファンやオーディエンスと新しいつながり方ができる。
そう、オンライン音楽ライブはアーティストとそれを支えるビジネス、ファンやオーディエンス、そして企業を結びつける場にもなりつつあるの です。
DENTSU音楽がかりONLINEは、その名の通り、「音楽×オンライン」に関する全てのご相談に対応します。
イベント会社やアーティストとスポンサー企業のマッチングはもちろん、コンテンツ企画やクリエイティブ、プロモーションまでワンストップで提供できるチームです。
メンバーは大きく分けて「プロデューサー」「クリエーティブ」「テクニカル」の3領域の人材が集まっています。
この連載では、電通グループから集まった各領域のプロフェッショナルたちから、本チームへの思いを語っていきます。
「オンラインライブ、どんなコンセプトや企画にすればいいだろう?」
「そもそも、どうやってライブ配信をやればいいのか、分からない」
「音楽コンテンツをつくりたい、アーティストをブッキングしたい」
そんな悩みをお持ちの方、そんなときはぜひ、「ちょっと、音楽がかりにでも相談してみようか」。どんなことでも構いませんので、問い合わせをお待ちしています。