US発★ 「エージェンシーAリスト」電通イージス・ネットワークが着実に成果
2014/02/18
アドエージ誌が毎年恒例の「エージェンシーAリスト」を発表した。従来型、デジタルなどのジャンルを問わず、“ビッグアイデア”で難題に取り組み、広告を超えるクリエーティビティーを発揮したエージェンシーを顕彰するもの。メディア部門では、電通イージス・ネットワーク(DAN)のカラ=写真=が、2年連続で最高位のエージェンシー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。DANからは他に、デジタルエージェンシー、360iも2年連続でAリスト上位にランク入りを果たし、デジタル・クリエーティブ・エージェンシー、ファーストボーンは「最も注目されるエージェンシー10社」に選ばれた。
DAN内の協業体制に定評
カラ 2年連続でメディア・エージェンシー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたカラは、新たな才能を取り込んで最先端の地位を維持。新規ビジネスの獲得においても際立った業績を挙げた。同じネットワークに属するアイソバーやポスタースコープ、マクギャリー・ボウエン、360iをはじめとして、DAN内で協業体制を構築しており、クライアントはその企業文化を同社の強みと評価する。
詳細はAdAge→ http://bit.ly/LJg1aF
Carat Is Ad Age's 2014 Media Agency of the Year
Increased Revenue 20% and Reeled in Talent to Stay on Cutting Edge
画期的なアイデアと効率重視の360i
ブライアン・ウィーナー会長 |
エージェンシーAリスト全10社中3位の360iは、前年の2位に続いて2年連続のランクイン。2013年2月、米スーパーボウルの試合中に停電が起きた際には、クッキーブランド「オレオ」との共同チームを通じ、「暗闇でもダンク(クッキーを牛乳に浸すこと)はできる」とツイート。これがソーシャルメディア・マーケティング史上、最も多く報道や議論や分析の的となるつぶやきとなった。消費者に下着の色を尋ねるという果敢な調査を実施したヘインズのキャンペーンでも、メディアインプレッションが3億5600万回に達した。画期的なアイデアを盛り込みながらも顧客の組織効率の向上を支援するなど、堅実な姿勢に裏打ちされた戦略も、同社に対する高評価につながっている。ブライアン・ウィーナー会長は「リアルタイム・マーケティングと分刻みのマーケティングを混同しないことが重要。急速に変化する世界では成功に向けて組織化する能力が求められる」とコメントしている。
詳細はAdAge→ http://bit.ly/1cOYisU
360i Is No. 3 on Ad Age's 2014 Agency A-List
Increased Its Revenue 15%, Reaching $700B in Billings
同リスト1位は、WPP傘下のグレイ。同社はここ数年、ジム・ヒーキン・グローバルCEOの下で、旧態依然としたかつてのカラーを一新。斬新な創造性を発揮し、2桁増収を達成したことなどが評価を得た。2位のミューレンは知名度で劣るが、広告業界に新風をもたらし、大型アカウントの獲得や型破りなキャンペーンで成功している。4位以下はドロガ5、MDCパートナーズ傘下アノマリー、同72アンド・サニー、インターパブリック傘下ウェーバー・シャンドウィック、オムニコム傘下180LA、同ラテンワークス、インターパブリック傘下R/GAの順だった。
詳細はAdAge→ http://bit.ly/1fBeXki
Ad Age's 2014 Agency A-List
They snagged the coveted accounts, hatched the brightest ideas and reaped real business results for clients. Simply put, they're adland's best.
活躍に期待が集まるファーストボーン
今年注目のエージェンシーに選ばれたファーストボーンは、13年、新規ビジネスが寄与して50%増収を達成した。同社は制作スタジオの大型増設や、リワードプログラムなど新規分野の強化にも動きだしている。
詳細はAdAge→ http://bit.ly/1fIg3tG
From McCann to Firstborn, These Are the 10 Agencies to Watch in 2014
The Shops Who Should Be on Your Radar