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デジタルときどきグローバルNo.10

NYの素敵なデジタル・プロデューサー、マーゴに聞く。

2013/07/25

さて、時は過ぎ、カンヌの喧騒もすっかり忘却の彼方になりました。あのときかかった、悶々とアイデアを渇望する熱病は、現実という名の特効薬ですっかり完治し、会社と家を往復するだけの平熱サラリーマンに戻った今日このごろ。いけませんいけません。熱い気持ちを思い出さなきゃ。

というわけで今回は、佐々木がNY時代に一緒に働いていた仲間のインタビューを再びお届けします! 僕がとっても信頼していたチームメンバーのひとり、マーゴです!

佐々木:マーゴの今の仕事は、何といえばいいかな?

マーゴ:デジタル・プロデューサーよ。

佐々木:マーゴは、企画の進行管理から、クライアントとのやりとり、制作会社とのあれこれまで、プロジェクト実行のキーパーソンになってくれたよね。ありがとう。プロデューサーって、どんな仕事かな?

マーゴ:例えば、レシピを知っているだけじゃ、おいしい料理はつくれないわよね。どの材料をいつ、どう混ぜるか、が分かっていないと。それを的確にこなすのが、プロデューサーの仕事なんだと思う。

佐々木:なるほどね。学生の頃はそういうことを学んでいたの?

2013年4月にインタビューしたときのマーゴ。 会うたびに違う印象の、敏腕素敵プロデューサーです。
2013年4月にインタビューしたときのマーゴ。 会うたびに違う印象の、敏腕素敵プロデューサーです。

マーゴ:これまで色々なことを学んできたわ。ストーリーテリング、フォトジャーナリズムや、ドキュメンタリーフィルムのことなんかも。

佐々木:多面的でいいなあ。そして今はデジタルをやっていると。

マーゴ:テクノロジーって、人をつなぐ力があって、イノベーションを起こすこともできて、人々の生活をより良いものにできるから。例えばこのスマートフォンひとつで、何でもできるじゃない。パワフルでとても面白い世界だわ。

佐々木:そうだよね。何かもっといろいろできそうだから、僕もデジタルで遊び続けているんだ。

マーゴ:もちろん、私たちはロボットじゃないから、デジタルだけじゃ面白くない。エクスペリエンスは、アナログ的なものだし。実際、ニューヨークでは今、DIYが流行っていたりするもの。

佐々木:そういった流行は、いつもどうやって掴んでいるの?

マーゴ:ニューヨークは、外を歩いているだけで、いろんな情報や刺激が入ってくる街だと思う。他にも、ブログやインスタグラムを見たり、友達と情報をシェアしたり。

佐々木:もとからニューヨークに住んでいたの?

マーゴ:今はハーレムに住んでいるけど、出身はカリフォルニア。ニューヨークとは全く違って、ペースもゆっくりしていて、フレンドリーで、アウトドア・アクティビティも楽しいところよ。

佐々木:いいなあアウトドア。最近カヌーも釣りもキャンプも行ってないなあ。ところでマーゴはどんなことが好きなの?

マーゴ:いっぱいありすぎて! 学ぶのが好き、サルサが好き、ダンスが好き、ヨガインストラクターも最近始めたし、クッキングも、写真も、イラストも、もちろんアウトドアも…。

佐々木:熱いなあ! アクティブだね! 今後は、どんなことをしていきたい?

マーゴ:東京に行きたいな! アジアにも行きたい。今は広告の仕事をしているけど、今後は、ソーシャルグッドの仕事をしてみたいわ。

佐々木:僕は…どこに向かっているんだろう。いやいや自分のことで悩んでどうする。いいね、マーゴならきっとそのビジョンをかなえていくだろうな。じゃあ最後に、日本のみんなに、海外への誘いの言葉を、ひとことお願い!

マーゴ:日本はきっと、とっても良いところだと思う。良すぎちゃって、外に出たくないかもしれないけど、外に出ないと分からないことがたくさんある。コンフォートゾーンの外に学びがあるはずだから、もっともっと、旅をしてほしいな。

佐々木:ありがとう、マーゴ!

ニューヨーク時代、ほんとに頼りになったマーゴですが、僕みたいな仕事人間とは違って、いろんなことにトライしている素敵な人です。彼女のサイトには、インスタグラムで撮った写真がたくさんありますが、僕はこれを見て、いつも刺激をうけていました。

さてと、平熱サラリーマンが、またちょっと熱を思い出したところで、ではまた次回!