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2020年に向けて。そしてもっとその先を見据えて。日本はどこを目指すべきでしょうか? どうなると良いでしょうか? 多様性が大事とますます叫ばれそうな予感の今年、まずは多様な意見を聞くことから始めてみたいと思います。
ご登場いただくのは、海外のご出身で、日本にお住まいの15人の方々。日本の外からと中からの両方の視点で、またご活躍のフィールドのプロの視点で、示唆に富んだ多様なキーワードを「書」で表現していただきました。

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誰かが得をすれば、誰かが損をする。今、日本企業の雇用って、そんな状態に見えます。会社の組織が凝り固まっているのかもしれません。空いたポストに人を押し込む組織づくりって、もう古いんじゃないでしょうか。そこから女性・留学生雇用が少ないという不公平も生まれているように感じます。学生時代にインターンで来て、ものづくりの凄さ、技術者の人柄に感動し、好きになった日本ですが、この点だけはモッタイナイ。まずは公平に優秀な人材を採用する。人に合わせて組織を柔軟に変える。才能を最大限に活用できれば、会社も市場も成長し、人材への投資もリクープ でき、ポストも雇用も増やせる。そんな正の循環ができたら「ええな」って思いますね。


電通総研 ジャパン・スタディーズ・グループ とは

2020年とその先に向けて、日本の魅力や強みの研究チームを電通総研に設立しました。国内外の様々な領域の方々とのつながり、そして電通の中のすべてのリソースを活かした「ネットワーク型シンクタンク」を目指しています。電通ならではの独自なアプローチ、そして風を読んだその先のカタチを一緒に創っていけるチーム力で、簡単には答えが見い出せない日本の未来づくりに貢献していきたいと考えます。

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著者

Asli M.Colpan

Asli M.Colpan

京都大学

トルコ出身。英リーズ大学経営工学修士、京都工芸繊維大学工学博士。現在、京都大学経営管理大学院および京都大学白眉センター准教授。ハーバード大学およびMIT客員教授。専門分野は経営戦略、企業統治、国際経営。

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